主要業績リスト

著書 概略
C言語による

統計と数理計画法

大川勉、荒木英一の共著。C言語を用いて、計量経済分析のためのファイル処理や計算処理プログラムの作成例を収録。本書は三部構成になっており、第一部(理論とプログラムを用いた演習例の解説)を大川が担当、第二部(プログラムリストの解説)と第三部(C言語の一般的な解説と、PCでグラフィックスを行うためのライブラリ作成例の解説)、全体約347ページ中217ページから345ページまで)を荒木が担当。
1990
HBJ出版
計量経済学 高橋一(編)、荒木英一、下野恵子、北川雅章、山田爾、小野塚芳雄、山本拓、根岸紳、菊池進、長谷川雅志の共著。全体10章構成のうちの第1章(「伝統的な計量経済分析の展開」)と第2章(「モデルビルディングの基礎」)を担当。全体280ページ中3ページから26ページまで。伝統的な構造方程式モデル分析の枠組みの解説と近年の流れの展望(第1章)。仮説の集合体としての経済理論の前提、確率要因の導入と関数形の特定化など計量経済モデル作成プロセスの解説(第2章)。
1993
八千代出版
論文 概略
暗黙契約理論の

一展望

1970年代半ばに登場した「Implicit Contract Theory」の意義、またその後の発展を展望した上で、この理論が修正・拡張を経て展開されていく過程を、ケインズ経済学にミクロ基礎を与えるという初期の意図から離脱して、経済主体の万全な計算能力や制度の可塑性を前提に、終身雇用制や企業集団の成立存続を経済効率性の観点のみから合理化しようとする方向への展開として捉え直した。また、そうした方向に若干の疑問を提示した。27−50頁。
1986
大阪市大論集
ビジネスリスクの

シェアリングと

リスク負担度の推定

日本企業の「ビジネスリスク」が、企業への参加者(株主・経営者・メインバンク・労働者)の間でどのようにシェアリングされているかを実証的に考察した。「日本では労働者によるリスク負担が(どの産業においても)顕著である」という従来からの命題を追認し、加えて、「メインバンクによるリスク負担は成長産業において著しく、停滞産業においてトリビアルである」という命題を得た。9−21頁。
1987
経済学雑誌
予想貨幣賃金率・

予想利子率と投資決定

企業家の非定常的期待形成が企業の投資決定に及ぼす効果に関して、ケインズ一般理論に記されてはいるものの、これまでの投資理論では十分に説明できないとされるいくつかの「パラドクス」をとりあげ、伝統的な調整費用モデルの枠組みに、資本財耐久期間の有限性を導入し、直感に訴える経済的含意を重視しながら、あくまでケインズの記述に忠実に、問題の再考を試みた。ケインズの洞察は誤りであった可能性が高いという結論を得た。1−12頁。
1988
大阪市大論集
計量経済分析のための

最適化プログラム

FORTRAN言語によるプログラミングの基本例を、計量経済分析において頻繁に用いられる最適化問題を例にとって示した。また、具体的な計量経済分析(フロンティア生産関数の推計)への応用例をあわせて示した。近年景気分析などに応用される状態空間モデルの最尤推定等のように、既成の汎用パッケージでは処理しきれない問題を解く必要が生じた際にこうしたプログラミング例は一定の有用性をもつものと思われる。1−20頁。
1989
京都短期大学論集
都市計量モデルの

もうひとつのプロトタイプ

従来の地域計量モデルでは、需要主導型の枠組みのなかに供給サイドを組み込むことが困難だった。稼働率や労働時間に関する資料がないために生産関数を推定することが困難だからである。小論では、単一市場不均衡分析の適用によってこのデータ不足を補い、この難点を克服しうる方法の提示を試みた。また、この方法を用いて、50本程度の産業別中規模モデル(大阪市パイロットモデル)を実際に構成し、ファイナルテストと乗数分析の結果を提示した。104−128頁。
1990
経済学雑誌
New Directions in

Latin American

Macroeconometrics

Thomas Fullerton ( University of Texas ) との共同執筆。ラテンアメリカ計量経済分析における近年の展開を、Fullertonのいくつかの業績を含めて、分析手法ごとに整理・展望。時系列モデル・構造方程式モデルが、分析対象と目的に応じて、補完的に有用な分析ツールとなりうることを示す。
1996
経済経営論集
県民経済計算

早期推計の問題点

県民経済計算の四半期系列を推定する手法に関して考察。従来から広く用いられているリンチャウ法の限界を指摘した上で、近年、景気動向指数の作成などに試用された状態空間モデルの推定手法を適用。マクロ消費・マクロ投資に関して一定の推定結果を得た。
1997
経済経営論集

97/04/02 Eiichi ARAKI araki@andrew.ac.jp