世界のなかの日本

GDPで見る各国の経済パワー

ある国の経済力をはかるのに最もよく使われる指標は GDP(一国内の全企業が一年間に産みだした付加価値総額)です。現在の世界ランキングは下のとおりです。

世界一の経済大国はアメリカです。2010年の日本の位置は第3位です。でも、2009年までは第2位だったのです。40年以上守り続けたナンバー2だったのに、とうとう中国(中華人民共和国)に抜かれてしまいました。

とはいえ、まだ世界のナンバー3。日本はまだまだ経済大国(かな!?)

一人あたりGDPで見えてくる国民の豊かさ

GDP をその国の人口で割ったものを 一人あたりGDP といいます。GDP は一国内で一年間に稼ぎ出された所得総額にほぼ等しいので、一人あたりGDPはその国の平均的な豊かさをあらわす指標です。

この一人あたりGDPに関して、イギリスで発行されている有名な経済誌 The Economist が、2012年4月28日に、ちょっとショッキングな記事を掲載しました。その図を引用しましょう。

この図は、1980年から現在までの、アジア各国におけるひとりあたりGDPの推移を示しています。日本(Japan)は、1990年までアジアでいちばん上にいました。ところが、その後・・・まずシンガポール(Singapore)に追い越され、香港(HongKong)に追い越され、台湾(Taiwan)にも追いぬかれました。さらに、2017年には韓国(SouthKorea)にも追いつかれる見通しです。

図を見ると、1990年から日本の成長線がポキっと折れ曲がっていることがわかるでしょう。1990年から現在に至るまで、日本経済は長い長い不況に苦しんでいます。この長い停滞は 失われた20年 と呼ばれます。

そう、キミたちが生まれてこのかた、日本経済はずっと長い停滞のなかにあるのです。なぜでしょうか?このままいくとどうなるのでしょうか?

現代経済分析コース/経済成長論/計量経済学