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2008年01月25日

市長選・敗北の弁?

「崖っぷち、日本の大学」という特集タイトルにひかれて、帰りに、中央公論2月号を買った。いえホントは、「柴田翔は青春のバイブルでした(小池真理子)」という見出しにひかれて(しかも、小池真理子と小池百合子を勘違いして^^)。

本題はともかく、なかに、さきの大阪市長選に立候補した橋爪氏の「敗戦の弁」を見つけた。一部を引用する(ママ)。

平松氏自身が民主党から頼まれて出馬したにもかかわらず、「市民派」を装った点だ。朝日新聞は・・・(中略)・・・関前市長に関係を断たれた市労連・解放同盟が実働部隊として動いたことを報じている。部落解放同盟の機関誌である「解放新聞大阪版」には、「府連の総力を結集し平松邦夫候補の勝利をめざそう」という記載があった。平松氏は旧同和対策事業の見直しについて「助成は全面的に精査する。判断基準は『人権』」と説明している。・・・(中略)・・・民間出身者をアピールすることで市民派を装いながら、その実は市労連と解放同盟に選挙を丸抱えしてもらっていたらしいのだ。この点を市民は見破ることができなかった。
もしそうだとして(多くの市民は最初からそう「見破って」いたと思うけれど)、それをわかっているなら、なぜ立候補したのか。平松は組織の固定票を持つのだから、橋爪票はほとんど関の票を横取りするかたちになったはず。橋爪の立候補により、関は平松に負けたと言ってもよい。これ以外にどんな意味があったのだろう。

蛇足ながら、多くの市民は、橋爪はこの意味で役割を果たしたと思っている。たとえば、元吉本興業の木村某氏は、選挙直後に、「橋爪さんを副市長にすればよい」とコメントをしていた。にもかかわらず、ご本人はそんなつもりではなかったらしい。世の中は小説より奇なり?