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2006年05月28日

銀行の巨大化

Economist May/20 国際銀行業のサーベイ。bank-eat-bank のプロセスが世界中で進行中。銀行はなぜ巨大化するのか。教科書的には、規制緩和・技術革新を背景にした、規模の経済や範囲の経済の追求。でも、これらがどこまで効いているのかは実はよくわからない。そこで、第三・第四の理由。経営者の野心、もしくは乗っ取られる前に乗っ取る戦略。さらに、巨大化すれば立法府に影響力を持てるし、政府が助けてくれもする("too big to fail")。2004 年の世界ビッグ4(資産総額)は、UBS(スイス)、Citigroup、みずほ、HSBC(英)だが、2005年10月に誕生した東京三菱UFJ は UBS を上回り、現在のところ世界一位。また、90年代までは、世界トップ10の過半を日本の銀行が占めていた(例えば1995年には2位から8位まで、三和、住友、第一勧銀、富士、さくら、三菱、農林中金)。
一方、通産研究所の国際競争力分析によると、アメリカの銀行は、日本の銀行の二倍以上の労働者を雇用し、日本の銀行とほぼ同じ物件費を使って、日本の銀行の三倍の付加価値を生み出している。一言でいうと、日本の銀行はとても不効率。この雇用者数については、日米で銀行員の賃金が同じとして、アメリカは日本の二倍。じっさい、Chase Manhattan のような「ホールセール型」銀行では、東京三菱(UFJ吸収前)と比べて、賃金はほぼ同じ、従業員数は二倍となるらしい。他方、Bank of America のように「リテール業」中心の銀行だと、賃金は東京三菱の半分、従業員数は5倍。通産研究プロジェクトの(この文書の)提言は、日本の銀行は、Bank of America のようなリテール型を指向して、雇用削減ではなく、賃金水準を見直すべき、というもの。

2006年05月17日

首相を選ぶのは誰か

今日の産経朝刊の特集記事『首相を選ぶのは誰か』。
「首相選びが外国の影響を受けかねない状況」で、「経済界の提言に中国への配慮が見られた」。「配慮」を示したのは、経済同友会(東京本部)の提言。しかし、関西経済同友会は先月すでに、まったく異なる方向からの提言をしていた。記事は、東(同友会本部)の提言と、西(関西同友会)の提言を比較。結論は、「文章の品格、国際情勢の読みの深さ、いずれが優っているか、一読すれば自明」。

両提言をネットで探してみた。東の提言代表者は丸紅、西の代表は松下電器。商社と製造業、こんな違いもあるのかな。。
経済同友会『今後の日中関係への提言』
関西経済同友会『歴史を知り、歴史を超え、歴史を創る』

2006年05月12日

中埠頭駅の怪?

旧OTS線・中ふ頭駅の怪、値下げで乗降数減った

「怪」でもなんでもない。こんなもの、大阪人のジョーシキ。
おなじ大阪市内にある南港のATCやWTCへ行くには、京都へ行くより高い電車賃を払わねばならない。だから、行かない。どうしても行かねばならないときには、住之江経由で(遠路はるばる時間をかけて)南港に入る。でも、ATCやWTCの最寄駅「トレードセンター前駅」まで行ってはいけない。ひとつ手前の「中埠頭駅」で降りて歩く。なぜなら「トレードセンター前」まで乗ると、(たった一駅で)運賃が倍増するから。

『市交通局は「値下げ以前は、運賃の高いOTS線を避けて、わざわざ遠回りして住之江公園経由で中ふ頭駅で降りた人が多かったためでは」としている』。ナニを知らばっくれておられるんですか^^。私は、市役所の偉いさんたちが考案された、実にたくみな住民搾取装置だと、つねづね感心していましたですよ。

コンタック咳どめ

↓効いたと思ったのは、気のせいだった;;

2006年05月11日

コンタック咳どめ

夜10時くらいに寝床に入ったものの、咳がとまらず。ここしばらく夜はこういう調子、Podcast (こういう時に BBC とか CNN だと眉間の皺が倍増するので、eChat Vancouver あたり^^)を聞きながら、ウトウト・ボーっとしていた。 午前2時頃、病院でもらった薬(気管支拡張薬?)をもう一錠飲もうかな〜・でもど〜せ効かんしな〜・やめとこかな〜と迷って、なぜかフト思いついて、薬箱の隅の市販薬「コンタック・せきどめ」を飲んでみることにした。すると・・・効いた!ピタっと咳がとまった^^。根拠はないけど、もうこれで大丈夫な気がする^^。というわけで、起き出してきて、明日の講義の準備をはじめる(実は、また休もうかと考えはじめていたのでした^^;)。

2006年05月08日

1万キロの轍

病院行ってきました。大阪市営でない民営の病院。

帰ってきたらハガキがきてた。名古屋の英語塾の先生(生物がご専門なんだけど、英語塾を主宰しておられるのです)から、自転車旅行記の本を出版されたという知らせ(1万キロの轍)。Web で拾えるヨーロッパ編は、飾らない文章で、内容もとっても面白い。ホロリときたりします^^。さっそく、Amazon に注文。

風邪引き

のつもりが4月末からいつまでも治らず、連休中に悪化。木曜あたりから、なぜか、目やにが出始めて、拭いても拭いてもすぐにあふれてくる。金曜日に、大阪市休日救急医療センタに行ったんだけど、「薬だしとくから・連休明けにちゃんと医者に行くように」。その後さらにひどくなり、この状態で講義をすることは無理ですので、今日は休講にして病院に行きます。休んでばかりで申し訳ありません。もちろん補講は行います。

2006年05月02日

ヤバい経済学

"Freakonomics -- A rogue economist explores the hidden side of everything"の和訳が出たそうで、「ヤバい経済学--悪ガキ教授が世の裏側を探検する」。訳者の名前は聞いたこともないけれど、こんなタイトルつけるか・ふつー^^。私のイメージはまったく違っていて、普通の経済学者が見過ごすようなことにこだわって面白い分析をしているんだけれど、あくまで経済学の正統なロジックを踏襲するところが、原著者の偉いところだとおもうんですね。でも(本文のなかに告白されているように)原著者は数学や計量が苦手なので、学界の本流からは「はぐれ者」なんですね。