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2007年12月31日

愚策、意味不明の詞

民主党が、高校教育無償化法案を提出するそうだ(高校無償化・民主方針(日経 Dec/31))。例によって、うわべは聞こえよい政策案。必要となる4000億円以上の原資は、(他所での)「税金のムダ使いを減らすことで捻出する」そうだが、この政策こそ血税のムダ使いにならないだろうか。無償にしてしまえば、高校教育の有り難みがますますわからなくなり、勉強しない生徒・意欲のない生徒はますます増えて、日本の高校はますます荒れていくだろう。授業料負担がより厳しくなっているのならば、貸与奨学金制度(成績優秀者は返還免除)を拡充すればよいことではないのか。

年の瀬に音楽をきいていて、なぜか脈絡なく、サラ・ブライトマンの Time to say goodbye から Whiter shade of Pale (青い影)へ。そういえば、懐かしい歌だが歌詞を知らない、青い影とはそもそもなんだろうと検索してみたところ・・・。こんなページ(なつメロ英語)を見つけた。この方によると、1960年代・70年代の歌のなかには、旋律の美しさに比して、歌詞の内容は実に下らないものが多い。「頭の悪い人でも訳わからないこと言えばそれでオッケーみたいな」(intact as-is ^^)、そういう時代背景によるものらしい。

2007年12月30日

年の瀬に思い出す人

2004-2005 の英国滞在中にお世話になった人のこと。Woodstock という美しい街の近くに住んでおられて、ときどき自宅にお邪魔した。エリザベステーラがお忍びで(不倫相手と)長期滞在したという The Bear Hotel と、W.チャーチルの生家 Brenham 宮殿で有名な街。彼女が所有する大きな広い家は Oxford から Woodstock へ向かう道路の脇、英国空軍飛行場の近くの campsfied という所にあって、彼女は娘さんとの二人暮らしだったが、家の中にはよく、空軍の若い訓練生と地元の警察の幹部がいた(空軍や警察と契約して、その広い家を、宿舎兼会合場所として提供しているようだった)。裏庭にはいつもイングランド旗(ユニオンジャックではない)が掲げられていて、2005年7月のロンドン地下鉄爆破テロのときには、ボクが「ハーフマスト(半旗)にしなくちゃ」とアドバイス^^してあげたのを覚えている。帰国時にボクらの車を買ってくれた人でもある(£2700で買ったフォルクスワーゲン、地元のあくどい業者の言い値は£700、ロンドンの日本人業者の言い値は最大で£1000、で彼女は£1000で買ってくれた)。
ところが、一ヶ月ほど前に、何気なく "Campsfield Woodstock" で検索してみると、驚いたことに、あの彼女の家の写真が出てきたのである。この家。なんと、売りに出されている。100万ポンド(=2億3千万円くらい^^)。どうしちゃったんだろう、なにかあったのかなぁ。体調が思わしくないんだろうか、事業が思わしくないんだろうか。あるいは、単に大きすぎる家を引き払うだけのことだろうか。妻とふたりで、いろいろと想像している。彼女にとってぼくらは one of them 、2年も不義理をしておきながらいまさらメールを出すのも気がひけるし。。

2007年12月27日

CD の価格

ウェールズの歌姫(Katherine Jenkins)の CD を3枚、Amazon.UK に注文。日本でも同タイトルのものを購入できるんだけど、中身がすこし違う。そして、いつものことながら、「内外価格差」に驚く。以下、Amazon.JP(¥) , Amazon.UK(£) , Amazon.US($) の比較。"Living a Dream" (¥2250, £4.66, $18.98 )、"Rejoice" (¥3703, £7.64, $52.99 )、"Serenade" (¥2375, £4.23, $42.99 )。合計で、Amazon.JP で買うと ¥8328。Amazon.UK で買うと £23.09(送料 £6.56 を含む)。現在の円/ポンドレートは £1=¥227 なので、UK で買ったほうが¥3086 ほど安くなる。

しかし逆に、たとえばアイルランドの女性グループ(Celtic Woman)の CD は、日本のほうが安い。"A New Journey" (¥2250, £10.98, $9.97 )、"Celtic Woman" (¥2250, £12.48, $10.97 )、"A Christmas Celebration" (¥2250, £18.49, $9.99 )。合計で¥4262 ほど日本で買ったほうが安くなる。しかしこの場合には、US の方が日本で買うよりさらに¥3224 安い($1=¥114 の現行レートで換算、送料含まず)。

UK, US の CD 市場は価格が伸縮的。これに対して、日本の市場では、(時限付き)再販価格維持制度により、価格が上方向に硬直的、下方向には伸縮的だが調整速度が遅い。再販制度は一般に消費者利益を損ねるものとされるが、後者 Celtic Woman の3枚の CD の価格、とくにクリスマス商戦向けの新アルバム "A Christmas Celebration" の価格に着目すると、超過需要に反応してどんどん値をつり上げる英国の業者に比して、日本の業者は一律¥2250 を維持せねばならない(まぁ最初の値付けが下手なだけか)。なお、US の価格付けはよくわからない。

ちなみに、iPod と高圧縮音楽ファイル(mp3, aac 等)の隆盛で、CD の売り上げは落ちる一方らしいが、以前から不思議に思うのは、CD 制作者が「CD の音質の良さ」を強調しようとしないこと。mp3 を「CD並の音質」と言う人もいるらしいが、そんなことはあり得ないだろう(Apple の戦略で人々の耳が鈍化しているのではないだろうか)。Apple の iTunes Store では、aac(128kbps) という低品質の音楽ファイルが、実際の CD と同じ価格で(ダウンロード)販売されているが、こんなものを購入するのは愚かである。同じ値段で CD を購入すれば、せめて、(数分足らずの手間で)もっと高品質にエンコーディングしたものを各種 mp3 プレーヤで楽しめるし、CD 自体に加えて曲目の解説書も手に入る。日本の業者は、わざわざこの私的なエンコーディング作業を妨げるために、CCCD (コピーコントロール)なんていう発想をもち出したが、方向がまったく逆だったことは既に明らか。

2007年12月24日

悪貨は良貨を駆逐する

言わずと知れた「グレシャムの法則」。金を多く含む「良貨」と少ししか含まない「悪貨」とが、同一名目価値で発行されれば、良貨は人々の手元に残り、悪貨のみが流通するようになる。しかし、グレシャムの法則は、この本来の含意から離れて、悪人が世にはびこることのたとえに使われることが多い。たとえば、Wikipedia によると、古代ギリシアの昔に、劇作家アリストパネスという人は、「この国では、良貨が流通から姿を消して悪貨がでまわるように、良い人より悪い人が選ばれる」 と記したそうだ。
では、「良い人より悪い人が選ばれる」のはなぜか。その理由は千差万別で、おそらく、貨幣の場合の説明ほど容易ではない。しかし、多くの場合に共通するキーワードはやはり、(1) 情報の非対称性(選ぶ側の情報劣位)と、(2) 性善説(選ぶ側の純粋無垢)だろう。

たとえば、今年の演習募集状況。まさにこの法則が貫徹していると言わざるをえない。自分自身が正規に学んだこともない専攻名をテーマに掲げ、自分自身ができもしないことを教えてあげると嘯く、こんな「悪い人」の演習に学生は集中する。一方で、「良い人」、とりわけ若手教員のゼミへの登録者数は、軒並み、数名。「軒並み」ということは、こうしたモラル・ハザードを易々と見過ごしているシステムに問題があるに違いない。あまつさえ、少人数教育を標榜しながら25名を超えるゼミがあるのは何事かと、大学基準協会から痛い指摘を受けたばかりなのに・・・。

とまれ私は、こんな「悪い人」がどんな風にして、日常生活の安寧と心の平静を得ているのかを知りたい。私のほうは、こんな人の振る舞いに戸惑い憤り怒り、血圧がますます上がる毎日だから。

2007年12月21日

ユニオンジャック問題

「ユニオンジャック」とは、英国すなわち「連合王国」の国旗。イングランド・ウェールズ・スコットランド・アイルランドの4つの国が統合されているから「連合王国」。なのに、ユニオンジャックは、イングランド旗+スコットランド旗+アイルランド旗の模様になっていて、ウェールズ旗は取り入れられていない。これを「ユニオンジャック問題」というらしい。なぜか最近この問題が再燃したらしく、イギリス紙テレグラフが、ウェールズ旗の模様を取り入れた新しいユニオンジャックの図案を公募した。で、その公募に、なぜか、日本の「2ちゃんねらー」たちが応募したそうだ。
テレグラフのサイトで「2ちゃんねらー」たちの図案を見て、笑いがとまらなかった^^。こちら(「日本がユニオンジャック問題を解決してくれるってさ」)。冒頭の図案をクリックすると数々の応募作が楽しめるが、Japan からの応募作は一味ちがう(軽薄ニッポンここにあり^^)。
なかでも最高傑作は、少女がユニオンジャックのまんなかに仁王立ちしている図案。この少女は Cornwall 出身だそうで、ナルホド〜この「2ちゃんねらー」はイギリス通だわ〜と思わずうなってしまった。なぜ Cornwall か?(私の拙い知識で解釈を試みると)イングランド人が先住のケルト人たちをスコットランド・ウェールズ・アイルランドに追いやったわけだが、逃げ遅れたケルト人はイングランド南西端の辺境の地 Cornwall に留まったのである。この図案を描いた「2ちゃんねらー」は、ウェールズもかわいそうだけど、Cornwall のことも忘れちゃいけないよと示唆しているのだろう^^。(この少女は、「苺ましまろ」とかいうマンガの登場人物でもあるらしい)

2007年12月18日

中之島イルミ、関市長

中之島のイルミネーションを一度は見ておこうということで、夕刻に、土佐堀通の遊歩道をブラブラと歩きながら淀屋橋まで。ちょうど、大阪市役所前で歓声と拍手がおこっていた。そうか、今日は、関市長の任期満了退任の日だったんだ。職員が拍手で見送るなかを、市長が公用車(プリウス)に乗り込む。と、関係者とおぼしき男性が大声で「大阪市をありがとう!」と叫び、拍手が一段と高まった。ぼくも素直に拍手した。関さんはよくやった。ありがとう、ご苦労さまでした。でも、ぼくらは、次の人を「我らが市長」と呼べるだろうか。

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2007年12月17日

人権啓発コーナー

地下鉄野田阪神駅の人権啓発コーナー。ふと目が行き、しばし釘付け。大阪市営地下鉄駅構内のしかも人権啓発コーナーでこんなポスターを見ることができるなんて・・・(なんとなく、時流の変化を感じたりして^^)。
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2007年12月14日

Google Analytics

Google Analytics が浸透してきたおかげで、Google は個人のネット上の行動をかなりの程度捕捉できるようになっているらしい。A さんはこのサイトを頻繁に見ているとか、このサイトを見た後にあのサイトへ行って次にここへ行って次はあそこへ・・・という風に、我々のネット上の行動はかなりの程度、追跡可能となってしまっているらしい。
我々がアクセスした先が Google Analytics を使っていれば、こちらが望みもしないのに、我々ひとりひとりが同定されて、足跡は Google に捕捉されてしまう。そんなのはぜったいにイヤだ、という人はどうすればよいのだろうか。Analytics 自体は Javascript で動くのだから、手元のブラウザで Javascript をオフにしてしまえばよいはずだけれど、これでは、通常の画面表示も崩れてしまったりして、実はとっても不便。
この件について詳細な調査をされて、対処法まで記しておられるサイトが、こちら。Firefox の場合、環境設定の[コンテンツ]→「画像を自動的に読み込む」の[例外サイト]→「サイトのアドレス」欄に「google-analytics.com」と入力して[不許可]サイトとして登録。これで足跡が Google に送信されなくなるらしい。

ps. 実は、うちの学部サイトのいくつかのページにも Analytics のスクリプトを埋め込んでいるのですが(この4月から)・・・。

2007年12月10日

ケルト、リバプール

ふたたび、演習II の話題(学生さんにはともかくワタシには楽しい科目なので^^)。今日は、消費関数(相対所得仮説)、機会費用と大学教育の収益率のことを説明した後(大学教育の収益率の話は、いちばん態度の悪いヤツも興味ありげに真剣にノートをとってました^^)、前回に引き続き『下流社会』の輪読。「下流の若者は引きこもってオタクの趣味に走り何の感動も求めない」というくだりがあったので、オイラなんか、さいきんは夜ごとに引きこもって、ケルティック・ウーマンの「ダニーボーイ」やキャスリン・ジェンキンズの「ウェールズ国歌」を聞いて、感動にうちふるえているぞという流れに^^。英国(UK:「連合王国」)の地図を描いて、アイルランド・ウェールズ・スコットランド・イングランドの位置を確認、イングランド(「アングロ人の国」)以外は「ケルト人の国」、あとからやってきたイングランドが他の国を武力で征服したという概説の後に、「リバプール=堺市」の図式説明(ちょっと無理があるが、アイルランド人vsイングランド人の対立・共生を、朝鮮人vs日本人の対立・共生になぞらえて、リバプールにこよない愛着を寄せる高橋哲雄「ふたつの大聖堂」から)。そのあと、「グーグル革命の衝撃」(NHKスペシャルのビデオ)を鑑賞。ちなみにオイラの生活は既にかなりの程度まで Google に捕捉されている(すべてのメールは Gmail に、スケジュールは Google Calendar に、ブログは一時間おきに Google Reader の監視下にあるなどなど)と話した後に、サンドラ・ブロック主演の映画「ザ・インターネット」のあらすじを紹介して、今日はおしまい(そうそう、オタクの感動といえば、映画「イルマーレ」のサンドラ・ブロックの愛くるしさといったら・・・と話しはじめて女子学生が一人いたのでやめた^^)。ようそんだけ、90分でできるなと思うでしょ?実は、今日は補講付きで、一日で2コマ(2限と5限)も演習IIをやったのでした^^。

で、リバプールの話をした直後の昼下がりに友人からのメール。奇遇にも、The Beatles Christmas Album のオリジナル(ソノシート版)を入手したと知らせてくれた(オタクの感激^^)。

さらに昨日は、大学院絡みで二件続けて、某科長と立ち話。桃山ちゃんねるの学生の書き込みを思い出す(「来年度演習(ゼミ)対策スレッド」、あぁいかん・オイラも来年度から情報センタ長だった;;)。

2007年12月04日

Life on Mars

Amazon.UK に注文していた DVD( "Life on Mars" complete series 1,2)が届いた。ある刑事が、なんの因果か、1973年の世界にタイムスリップするという話( BBC 放映の連続ドラマ)。1973 年といえば、かの "The 3-day week" 政策が実施された年(経済が衰退しきったイギリスで、炭鉱労働組合の怠業闘争のために石炭の備蓄が底をつき、そこへ第一次石油危機の追い打ちで、とうとう政府は「週に3日しか電気を使うな」というお触れを出したのでした)。BBC マンチェスタ局の制作。計16枚の DVD のうち、最初の1枚の最初の部分だけ再生してみた。初っ端からわけのわからないマンキュニアン英語(pub ポブ、hospital オスピト ^^)、工場廃墟のロケ地は Deansgate (マンチェスタ市内の地名)だろう(あそこは 1997年の時点でも廃墟だった)。さらに、ドラマの中のモノクロテレビに Enoch Powell(衰退するイギリスのなかでひとり、移民反対、増税推進を徹底して説いた保守主義者)がいきなり登場^^。これはもうかなりきてますよ(正月休みの楽しみのつもりだったんだけど・・・^^)。

A Heart of Gold

25年振りにオーディオアンプを一新したのを機に、さいきん夜中にときどき洋楽を聴く。といっても近年の流行は知らないので、昔よく聴いたものが中心で、あとは Katherin Jenkins とか Celtic Woman とか(映画「アイル・ビー・ゼア」で Charlotte Church を見てから、ウェルシュ、アイリッシュの女性ボーカルにはまってますねん^^)。昔のお気に入りでは、Neil Young とか。最近でもいくつもアルバムを出して、相変わらず意気軒昂の様子(たとえば "Living with War" という曲では、I'm living with war everyday. I never bow to the laws of the thought police. といった調子)。
彼の A Heart of Gold という懐かしい曲を久しぶりに聴いていると、なんだか可笑しくなってくる^^。この歌を最初に聴いたのは高校時代だから、あれから30有余年。Neil Young は30年前にこう歌っていた -- a heart of gold を探し求めるうちに年老いてしまった/ハリウッドへもどこへでも行った/大海も渡った/未だに探し続けているがもう老いぼれてしまった。そういえばボクちゃんも、東京にもマンチェスタにも行った。大井川もドーバー海峡も渡った。でもって、年老いてきちゃってるのだ(血圧高いし・・・^^)。

2007年12月02日

日韓野球、疲れた

月曜の準備があるんだからTVは見てはいけない。というわけで、午後の早明ラグビーはDVD録画予約(ついでに「たかんじんの委員会」には某市立大学 Park 教授が登場するというのでこれも録画予約、つまり、「W録」^^)。とはいえ、ラグビーは途中から早稲田が怒濤のトライ・ラッシュで歴史的大勝、けっきょく見てしまった。やれ落ち着いて仕事ができると思ったら、7時からの日韓野球、ハラハラドキドキ、こちらは最初から最後まで見てしまった;;いつも冷静な川上憲伸のガッツポーズに思わず涙ちょちょぎれ^^、最後は藤川で行けよ〜とTVの前で叫んだが、上原があんなに頼りになるピッチャーだとは思わなかった。一挙一動にベンチをあげて歓喜する日本チームに対して、心なしか、韓国チームのほうは非常にクールだったような・・・。まぁよかった、よかった。けっきょく、今(日付変更まであと15分)から明日の準備ね(4時くらいに寝て6時起きのパタンね^^)。