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2008年07月29日

ブル4

チェリビダッケ+ミュンヘン・フィルのブルックナー交響曲4番。1134円のCD。在庫切れで4ヶ月ほど待たされ、もうすっかり諦めていたが、一昨日ようやく届いた。まだ聴く時間がとれないが、チェリのブルックナーは、3番、5番が良かったので、これもとても楽しみ(でも後期の7番以降は、弦の美しさで、やっぱり、ウィーン・フィルかな。ジュリーニもいいし、カラヤンが逝去直前にボロボロの体に鞭打って演ったのもすごくいいと思う。チェリの8番は冗長な気がする)。
この4番は「ロマンティック」という副題ほどにロマンティックな曲ではないけれど、不可思議なのは、この4番と、それから世紀の大傑作といわれる8番の二曲に関してのみ、ブルックナー自身がなんとも陳腐な解説文を書き残していることだ(「コザック兵がやってきて闘いが起きる」、「闘いのあとに平和がおとずれる」などなど)。これだけ荘厳にして深奥な曲に、作曲者自身がわざわざ浅薄な解説文をつけるのは、にわかには解せない。「中欧の深い森にたたずむ大聖堂、香煙に仄かにまじる屍臭」(田代櫂『ブルックナー・魂の山嶺』) --- 言葉による説明なんて、これくらいでじゅうぶん。

2008年07月28日

夏休み開始、ツンデレ

春学期終了、夏休み開始。というわけで、今週中に片付けてしまいたいことが、ふたつある。
まず、堺市(出先機関)と共同実施している南大阪景況調査の研究報告やな。これは、データ補間の話でお茶を濁す。だいたいこの種のアンケートは半年に一度の調査でじゅうぶんだろう。なんやかやと統計処理を施せば、四半期に一度の調査に見せかけることもできないか(できるだろう^^)という思いつき。これ、簡単なベイジアンネットワークが使えるかも。試行錯誤のために少しはプログラミングが楽しめそうだな^^。
次いで、同じく南大阪景況調査のための企業データベース更新作業だな。南大阪全域の企業を網羅していて(タウンページに掲載されたもの全て)、アンケート調査票の送付先を毎回1000社、このデータベースから選んでいる。技術的には、RDBMS(Postgres) にぶちこんで、ちょこちょこと簡単なスクリプトを書くだけ(アホにもできる、といっても、ホントのアホにはできないから、いつまでも私がやる羽目になる)。問題は元データをどうするか。NTT データ(NTTのアフィリエイト)から購入すると目が飛び出るほど高い(100万円弱)。前回はタウンページを手入力(学生アルバイトをフルに活用して50万円ほどで完成)。今回は50万の予算もないので、他の業者が販売しているデータを購入してみた(堺市分だけ)。これと、タウンページとの整合性を検討してみて、さほど問題がなければ(問題あっても^^)、もう、これにする(南大阪全域でも数万円で済む)。

ところで昨日、高校同窓のおじん5,6名で日本橋界隈を散策。昨今の若者文化に造詣が深い、とある桃大卒業生(現在は名古屋方面某国公立大院生、完璧に特定できてしまうけど^^;)のアドバイスにしたがって、メイド喫茶なるものを探索。さすが元日本橋ボーイの紹介してくれた店はなかなか面白くてハシゴまでしてしまったんだけど、それはそれとして、情けないことに、同年代のおじんのなかでもボクはとりわけ、若者文化に疎いことが判明してしまった。昨日の「大発見」をふたつ、以下に列挙する。

(1) 「涼宮ハルヒ」というのは実在するアイドルではない。
(2) 「ツンデレ」という単語からあなたは何を想像しますか。ボクの頭に浮かんだのは、寒冷地帯(ツンドラ)とか詰将棋(詰んどる)とか。しかしこれは、最初は「ツン」とすましているのに、あとで「デレ〜」とする態度を指すらしい。そういえば以前にも、わたし、「ゲーセン」を「芸者センター」の略だと思ってた(赤線・青線の脈絡で、イヤラし^^)。

2008年07月17日

グッドバイ・マイ・ラブ

授業終わり、ひととおりの雑務を済ませた後に、学生さんたちと飲む。ひとしきりアルコールを体に流し込んだ後に、タイミングよく、アン・ルイスの懐かしい歌(再見!我的愛人)が流れた。♪忘れないわ・あなたの声・やさしい仕草・手のぬくもり♪ --- 酔うとろくなことはない。30年前の大昔に見た(ような気がする)幻想が・・・^^。それにしても、昔から思ってたんだけど、この歌の歌詞はダサい。♪忘れないわ・あなたの声・やさしい仕草・手のぬくもり、忘れないわ・くちづけの時・そうよ・あなたの・あなたの・・・・♪と、さんざんに盛り上げておいて、最後は、♪忘れないわ・あなたの名前♪ --- はぁ?名前なんか覚えといてもらってもねぇ。。

Moodle

外国語教育センタ長の話では、英語の契約教員たちはみんな Moodle をよく知っていて、実際に使っているらしい。本学でもそろそろなんとかならないかということなんだけど・・・。まぁ、それ専用に管理運用をしてくれる人がいないと、ちょっとしんどいと思うなぁ・・・と、曖昧な返事でお茶を濁す。

いわゆる e-learning システム構築のためのソフトウェア(Learning Management System)。Blackboard などという高額商品もあるが、フリーソフトでは Moodle がよく使われている。2004/2005 に英国に滞在したおりに、住まい近くの町(Milton Keynes)に広大なキャンパスを持つ Open University という大学が、Moodle でシステムを組んでいた(その名のとおり、通信制課程も有している)。その後数年を経て、日本でも、ここまで Moodle が普及してきたのはちょっと驚き。アメリカの大学では、IR (Institutional Research)と呼ばれる部局があり、e-learning システムの管理運用のために、情報処理や統計学を修めた修士号クラスの人が専任として雇われているという話を聞いたことがある(小規模大学は、経営コンサルタント系の会社にアウトソーシングか?)。でも、日本の場合、たとえば某国立大の Moodle などを外からながめているかぎりでは、システムの構築や管理運用を教員グループが主導して、手弁当でやっているような感じ。同僚教員向けの懇切丁寧にして詳細なマニュアルなども、数名の教員が執筆しているようだ。

まぁ不肖私儀としても、学内に余っているサーバで個人的に試行錯誤してみようかなぁ、というようなことは、数年前から思ってはいるんだけど、いざやるとなると多くの時間をフイにするだろうし、そもそも一人ではね・・・。英語の契約教員の人たちを巻き込んで、プロジェクト(実際にやってみるプロジェクト)でもたちあげればいいだろうか(でも、英語担当のガイジンさんて、コンピュータそのものにどの程度詳しいんだろうか・・・)。

2008年07月09日

精神おろか、必須技能すらない専門人

院生の某君から、「さいきんブログをさぼってますね」という指摘をいただいた。くだらんブログを読んでくださってありがとう。忙しくてさ〜と言い訳したんだけど、さいきんは毎晩が戦争。丑三つ時まで大声でわめきちらす大きなガキが若干一名いて、今日はひさびさの大捕物になった。とっくみあいの後は、もうなんもやる気なし。明日の授業は、古い教材の使い回しでいこう^^。。

授業といえば、さいきんは、今学期から彼とやりはじめた勉強会(計量経済学の英書講読)がいちばん楽しい。ぽつりぽつりと仲間が増えて、いま3名。新規加入のウチのゼミ生も、けっこう、英語はいけそうで、ボクにとっても、清涼剤+活力源+刺激になっている。夏休みも続けたいな。もちろん年明けにはキッチリ結果を勝ち取りましょう。

ところで、タイトルの「技能すらない・・・」は、例によって、広告屋さんのことなんだけど・・・。ウチの大学には、「大学院経済学研究科委員会」というものが存在して、二週間に一度、「大学院担当教員」と呼ばれる「高貴な」人たちが集まって、会議をやるのである。で、今日のメインのお題は、「大学院案内(校正用原稿)」なる代物。広告屋が、本学の宣伝パンフ用に、各教員の研究内容をあらわすキャッチフレーズをつくってきたのだが、これがもう・・・お笑いとかなんとかを通り越して、およそ社会人の「仕事」とはなんたるかをまったくわかっていない、ガキの使いパシリの子供だましにもならない代物だったのである。この「仕事」ぶりに怒り狂ったのは私だけではなかったらしい(一部の外国人教員を含めて)。

まぁ、よ〜するに、なめられとるんやね。そこで、みたび(よたび?)、「作文の詐欺師(もしくは魔術師)」の異名を持つ私めが、こまかく校正をしてあげようと名乗り出たんだけどさ。各キャッチフレーズをよくよく眺めているうちに、しょーじき、アホらしくなってきた。プログラムを書けない「情報処理」担当、Πや∫の記号の意味を知らない「統計」担当。広告屋よりまず己が身中を見直すべきやね。というわけで、全体の校正はやんぺ。あぁそうそうオイラもね。自分の分の原稿も、全体の基調にあわせてオッパッピーでいっちゃろ。