この雑記帳ですが、(諸般の事情により)英国滞在中は、以下の別サイトに移行したいと存じます。

なんとなく気になること 移行先サイトへ

まったくくだらない記事ばかりで恐縮ですが、一部の方にはご愛顧いただき、感謝いたします。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

在外研究のためのビザ取得

この秋から1年間、英国に滞在する。そのためのビザ取得の手続きをメモしておく。 というのも、今回は、以前(2004-2005年)から手順がまったく変わっていた上に、ネットの情報(経験者のブログ記事等)がどうもあやふやで、少々とまどったのだ。まぁ、実際にやってみるとなんのことはない、先週の金曜日に申請して(土日祝の三連休をはさんで)今週の水曜朝には「準備完了」のメールが届いたのだけれど(実質的には一営業日で審査終了)。

 
(1) 申請書の作成(オンライン)
まず、Visa4UK(https://www.visa4uk.fco.gov.uk/)にて、オンラインで申請書類を作成する。

(1-1) 自分のアカウントを登録(Register an Account)して、ログイン
(1-2) Apply For Myself で自分自身の申請書類の作成。ビザの種類は Academic visitor(Business academic up to 12 month)。
(1-3) Apply For Someone Else で同行家族の申請書類の作成(同行する一人ひとりについて必要、ビザの種類は Academic visitor dependant)

質問項目はたくさんあるが、わたしが迷ったのは、以下のようなこと。

* 渡航後の住所: 決まっているわけもないので、受け入れ先大学の住所を記す。
* 「犯罪」歴: 駐車違反やスピード違反等もちゃんと書かねばならないとあるので、13年前に英国内で犯したスピード違反(罰金60ポンド)のことを記した(これについては、さらに、謝罪弁解の英文レターを一通書いて申請書類一式に添付した、後述)。
* 同行家族の「研究目的」: 同行家族の申請書にも「研究目的」を書く欄があるが(このマヌケさが英国^^)、「同行家族につき研究活動の予定は無し」と記して、次へ進む。

全項目に回答し終えたら、次のステップへ。

(1-4) 申請料金の支払い(クレジットカード)
ひとりあたり36000円(この暴利が英国^^)。

(1-5) 書類提出日の予約
ビザ審査に必要な書類一式(後述)は、代行業者(VFSグローバル、東京か大阪)の窓口に提出せねばならない。その提出日時を予約する。

(1-6) 申請書のプリントアウト
印刷した申請書に写真を貼り付けて、上で予約した日に、他の必要書類(後述)といっしょに持参せねばならない。

(1-7) 申請書の訂正
なお、いちどオンライン申請を終えると、申請書の各項目への回答は(オンラインでは)訂正できなくなるが、実は、手書きで訂正可能である。二重線を引いて訂正し、訂正箇所にサイン(パスポートと同一の署名)をすればよい。

 
(2) 申請書類の提出

予約日時に代行業者をたずねて、申請書類一式を提出する。私はとうぜん大阪の窓口を選んだが(長堀通松屋町の雑居ビルの一室)、大阪を選ぶと特別料金5000円ほどが発生する(理由は不明)。さらに、今回は Priority サービス、つまり優先的に審査を進めてくれるオプション28000円也も選んだ(あるブログによると3週間もかかるなどと記されていたから)。というわけで、ビザ申請に費やした総費用は2人分でちょうど 10 万円(すさまじい額になるが是非もなし、この不条理が英国^^)。

ただ、優先オプションについては私自身の分だけにしておいたのが、幸いした。どうせ同時に審査せねばならないのだから、家族の分も自動的に優先扱いになるだろうと予想したのだが、これがまんまと成功。優先オプション1人分28000円を節約できた^^。

それで、提出した書類は以下のとおり。

* 自分と同行家族のパスポート
過去(10年間)のパスポートもあわせて実物を提出。これに、ビザ証(Vignetteと呼ばれていた)が貼り付けられて、返却されてくる。
*勤務先学長名の英文レター(在職証明、給与証明、サバティカル期間証明をひとつにまとめたもの)
To whom it may concen ではじまる文書を自作して学長の署名だけもらおうとしたら、大学に様式がすでに準備されていた(とびきり優れた英文には見えなかったけれど、まぁいいや^^)。
* 受入先(英国の学術機関)からの招待状
むこうの大学の知人(教授)経由で事務担当者に作ってもらい、pdfファイルをメール添付で送ってもらった(正直に言うと、実はちょっと不安な代物だったのだが、研究科長からの公式の招待状が待てど暮らせど届かなかったので、見切り発車した。まぁ、問題はなかったのだが・・・このあたりの杜撰な事務処理も、いかにも英国だ^^)。
* 給与振り込み銀行の預金通帳と、過去6ヶ月の取引の英文翻訳
預金通帳じたいを提出(後日に返却されてきた)。 本国で生活に困っていないことの証明か?英文翻訳は(大使館指定の)専門業者 Glova に依頼(ネットの情報よりかなり安かった)。
* いくつかの口座の残高証明書(英文)
三井住友は800円で発行してくれた。共済は無料で発行してくれた。しかし、これらは不要だったのだろう。原本が返却されてきた。
* 戸籍謄本と、その英文翻訳
同行家族の関係を証明。こちらも、英文翻訳は Glova に依頼(迅速丁寧な対応で好印象)。戸籍謄本の原本は後日に返却されてきた。
* 「犯罪歴」に関する弁解レター
申請書の「犯罪歴」の欄に、オックスフォード市内で13年前におこしたスピード違反のことを記したのだが、いかんせん、正確な日付等の記録がもはや手元にはない。しかたないので(念のために)、言い訳の手紙を書いて、添付した(「以前に英国内でスピード違反でつかまりましたが、裁判や罰金等の正確な記録がもはや手元にありません、ごめんなさい、でも大目に見ていただければ幸いです」Dear Sirs and Madams ではじまり、I would be grateful if you could treat this case generously. で終わる、おかしな手紙^^)。

なお、ネットの情報では各書類にコピーを添えることが必要とあったが、コピーはパスポートの顔写真のページのみ必要(預けたパスポートを受け取る際に必要となる)、あとはいっさい不要である。

かつて、上々颱風(Shang Shang Typhoon)というとても面白いバンドがあった。バンドリーダーの紅竜が作りだす独特の曲調と、メインボーカル西川郷子の澄み切った歌声(たとえば、至高の蘇州夜曲など)。上々颱風は、この二人の天才が神奈川で出会って生まれたバンドだが、そこに、白崎映美という東北出身の女性もボーカルで加わっていた。明るく元気なMCと、女優にしても遜色のない美貌の持ち主で、上々颱風があれほどの人気を勝ち得た要因として白崎の存在は大きかった。

上々颱風じたいはもう長いあいだ活動を停止しているが、半年ほど前に、ひょんなことから、白崎映美が、釜ヶ崎の三角公園ライブに出演していることを知った。故郷の東北が大震災で破壊された直後に、いてもたってもいられずに「東北6県ろ〜るショー」というバンドを立ち上げて、さまざまな活動を展開しているそうだ。

その「東北6県ろ〜るショー」が京都にやってくるというので、昨日、京阪電車で伏見まで出かけた(こちらがポスター)。ある人権団体が主催する集会の第二部として無料コンサートをやるということだったので、(礼儀として?)第一部(つまり主催者側の本来の目的であるところの人権集会)の最初から出席してみたのだが、開会宣言(人権宣言)にはじまり京都市長や某私立大学学長等の来賓あいさつ(代読)から団体の活動報告まで、なんと、30分たらずの超短時間のうちに第一部は終了してしまった(団体側もすでにこなれたものと言うべきか・・・)。

たっぷり100分以上のコンサートはとてもよかった。「東北6県ろーるショー」のメンバーは各パートの達人揃い、リーダーの白崎はとにかく元気で明るい。華奢な白崎が大仰な衣装をまとって、キビキビと動き回り声を張り上げるのを見るだけで、涙腺がゆるんでくる。愛郷の士。

YouTube あたりで検索を始めたら、この女の魅力にひきこまれて時間の経過を忘れてしまうことうけあい。

いまひとつ、健康関連の話で。いくつかの有名な週刊誌がしばしば、健康関係の特集を組んでいて、docomoのdマガジンや Kindle Unlimited で読み放題なので、ついつい読んでしまう。なかでも非常に興味深かったのは、一昨日にたまたま目についた、人間ドック学会「健康診断の新基準」。人間ドック学会というところが、大規模なデータ分析の結果、従来の常識をくつがえす新しい診断基準を提示したという(ことになっている)話題。関係者には旧聞に属することだろうけれど、授業ネタにも使えそうな面白いハナシだと思う。

たとえば、LDL悪玉コレステロールの正常範囲は60-119ml/dLとされてきたが、この「新基準」では72-178が正常範囲と改められている。これでは私の過去の検査値はすべて正常だったことになってしまう。さすがに驚いて、元の研究報告書にあたってみた(こちらpdf)。流し読みなので誤解があるかもしれないけれど・・・要するに、全国の人間ドックが保有する150万人のデータから「超健康人(スーパーノーマル)」1万5000人を選び出し、彼らの検査値の分布を正規変換して95%信頼区間をとったものが、上の「新基準」とされているようだ。

この「新基準」は発表当初から多くの批判にさらされたようだ。しかし、ネットで検索するかぎり、批判する側の切れ味もいまひとつで、要を得ない。「ふたつの異なる基準が並存すると混乱をまねく」といった指摘だけでは、果たしてどちらが正しいのかはまったく不明だ。一例を紹介すると、 こんな調子

人間ドック学会の調査は、これまでにない大規模なもので医学的に正しい。人間ドック学会は健康な人を検査し、お医者さんは症状がある人の検査を行うため、双方の見解が異なるのは当たり前だが、背景には、医療費を削減したい健康保険組合連合会と、患者が減っては困る病院側のせめぎ合いもある。

「医学的に正しい」という発言は意味不明だが、もとの作成方法から考えて、人間ドック学会の(調査結果を)「新基準」(とすること)は統計学的には誤りだろう。

そもそも、世間の100人に1人しかいない「超健康人」のうちの、さらに2.5%未満の人たちのコレステロール値が178を越えていたことは事実なのだろうが、これをもって、「コレステロール値170以上でもあなたはだいじょうぶ」などと診断することができるはずもない。
ベイズ定理の素朴な適用だが、「新基準に検査値がおさまる」ことを A として、「超健康人である」ことを B とすると、P(A|B)=0.95, P(B) = 0.01 が人間ドック学会の調査結果。そこで、たとえば私の検査値が新基準におさまったとして、私が超健康人である確率は P(B|A) = P(A|B)P(B)/P(A) = 0.0095/P(A)。P(A)とは検査を受けた人のうち「新基準」におさまる人のパーセンテージだが、これが50%とすると私が超健康人である確率は 0.0095/0.5 = 0.019 つまり、わずか2%。P(A)が10%としても私が超健康人である確率は 0.095/0.1 = 0.095 で10%弱である。

かつて、喫煙量と肺がんの相関をめぐって、JTと日本医師会がやりあった一件。もちろん医師会の批判が全面的に正しかったのだけれど、JTの誤った相関図を引用する愛煙家は未だにいる(タバコを吸うと、実は肺がんのリスクは減るそうでっせ)。上の「新基準」もすでに独り歩きしている感も・・・^^。

元旦に【森伊蔵】を開栓。ストレートとロックで味わってみた。一口含むとうなずける「上品さ」。すっきりした辛さのなかに自然の甘さ、のどごしの異常なほどのスムースさ。こういうのを「絶妙のバランス」というのか。たまたま飲み比べに選んだ【川越】の自己主張の強さがきわだつ。いやこれはこれで特注もの(定価購入)、ANAのビジネスクラスにも採用された銘酒で、こちらの荒々しさももちろん好きだ^^。

ところで、昨年11月くらいから、日々のアルコール摂取量を記録するようにした。いくつかの文章をネットで拾い読みした結果、いまのところ、以下のふたつの命題を信じている。

まず、【Jカーブ効果】(厚労省e-ヘルスネットなど)
酒は百薬の長である。まったく飲まないより、ある程度飲んだほうが長生きできる(成人病等による死亡率は減少する)。しかし当然ながら、限度を越えて飲み過ぎると毒となり、死亡率は上昇する。「薬」から「毒」に転じる臨界点は300g/一週間である(と、多くの実証研究が示唆しているようだ)。

たとえば一日にビール1リットル(中瓶2本)を飲む習慣は、健康に悪くない(むしろ、健康に良いとも言えそう)。ビールには5%のアルコールが含まれるから、ビール1リットルのアルコール含有量は 1000ml×0.05 = 50ml。これにアルコールの比重0.8を乗じると、1日のアルコール摂取量は 50 × 0.8 = 40g 、一週間では 280g となり、臨界点を下回る。

しかし、(私を含めて)フツーの酒飲みには、300g/一週間の上限はちょっと厳しい(1ヶ月ほど計測してみた結果、私の場合、週あたり320gあたり、一日平均で46gといったあたりだろうか^^)。そこで、次の命題。

Lelbackの【常習飲酒家】(参考文献はこちらpdf
日本酒換算で1日平均3合(アルコール64.8g)以上を摂取している者を「常習飲酒家」と定義し、これ以上のアルコール摂取は肝障害を起こしうる。さらに、日本酒換算で1日平均5合(アルコール108g)以上を摂取している者を「大酒家」と定義し、これ以上のアルコール摂取は重篤な肝障害を将来する危険量である。

常習飲酒家の一週間アルコール摂取量は453.6g。日本人の特性も考慮して、たとえばこちらの記事などでは、420g をこえないように調整可としている(ように読める^^)。

ps.
より新しい実証研究の論文を一本だけ流し読みしてみた(こちら)。いろんな偏相関の算出が試みられているが、地域と年齢と喫煙量だけでコントロールした結論がいちばん妥当に見える。それによると、まったく酒を飲まない人の死亡リスクを1としたとき、週150g未満の飲酒者のリスクは0.67, 週300g未満飲酒者のリスクは0.79, 週450g未満飲酒者のリスクは0.98,週450g以上飲酒者のリスクは1.33。

中島みゆき

さいきん、中島みゆきをよく聴く。きっかけは、Facebookのある記事をたどって、中島みゆきの名曲「永遠の嘘をついてくれ」の解説文にたどりついたこと(こちら)。その解釈はきわめて妥当なもので(月並みというべきか^^)、実は私もこの曲には同様の思い入れがあったので(私のカラオケ十八番^^)、興味がわいてきた。同じように中島をとらえている人は多くいるのだろうと思って調べてみたところ・・・出てくるわ出てくるわ^^。

呉智英の論考「中島みゆきは中山ミキである」あたりはずっと以前から知っていたけれど、それほどの深さ?はない。要するに、社会運動(学生運動を含む、社会主義運動?)の敗北と衰退、かつての参加者たちの悲哀を、中島のいくつかの曲に(無理矢理に?)読み込もうとするものだ。

たとえば「誰のせいでもない雨が」(怒りもて石を握った指先は/眠れる赤子をあやし抱き/怒りもて罪を穿った唇は/時の褥に愛を呼ぶ)、「ローリング」(黒白フィルムは/燃えるスクラムの街/足並み揃えた幻たちの場面/夢のなれの果てが転ぶのばかりが見えた)などなど(※「黒白」は「こくびゃく」)。

中島じしんも学生時代には当時の北海道大学のサークル等と交流があったらしいし、父君が社会派の赤ヒゲ先生とくれば、この方面の「哀愁」に敏感であることは十分に推測できるけれど・・・まぁ、社会運動の悲哀も人生の悲哀のひとつなのであって、より大きなくくりの人生の悲哀を歌えばどうにでも解釈されうるというだけのことなのかも^^。。

 
秋学期も終盤、授業に追われるほどに衝動買いが進む傾向が私にはあって、この冬もいろんなものを通販で購入した。まず、タバコをやめて3ヶ月、浮いたタバコ代40000円で「ご褒美」の酒を購入(恥ずかしながら、話のネタに、いちどはジックリ飲んでおこうと思っていた「森伊蔵」と「村尾」を法外な市場価格で^^)。定年退職後に読む予定の^^写真集は、「プロヴォーク」全巻(縮小印刷)をドイツの出版社からようやく^^。ロバート・フランク Storylines, Moving out, マイケル・ケンナ Rouge など。

Brexit, 米大統領選

Brexitに続いて、米大統領選も意外な?開票結果。「隠れ」トランプ支持者が多かったらしい。そう、「隠れ」。自由・平等・博愛を標榜する社会では公言できないような本音、本心からの不満を多くの人がかかえていたということか。たとえば、Brexitでも米大統領選でも、重要な争点となったのは「要素価格均等化法則」、つまりグローバル化による格差拡大(とくに、移民に代替されうる単純労働者の賃金低下と失業)。「リベラルなインテリ」たちは、高邁な経済理論をふりかざして「グローバル化への、大衆の、根拠の無い怖れ」などと一蹴するが、当の大衆の「慧眼」は、そんな経済理論こそ根拠薄弱の胡散臭い代物であることを実感として見抜いていた、といったところだろうか^^。

さいきん見たTEDの動画(「ブレクジットはなぜ起きた?」こちら)では、Brexitの投票結果を恥じている英国人インテリが登場して、Brexitは無教養な者たちが嘘に踊らされた結果とまで言ってのける(だから、社会科学の教育が必要という主張。ここまでの「上から目線」もどうかと思うけれど・・・^^)。

それにしても、ヒラリーの敗戦の弁はすばらしかった(日本時間の丑三つ時に、ネットに釘付けになって実況中継を聞いた^^)。どれもこれも本心からの言葉だろう、ヒラリーの人間性がうかがえるすばらしいフレーズのオンパレードだったが、ひとつだけ引用する( ← HuffPostの写真がほんとうに素晴らしい)--- この敗北はつらいけれど、どうか信じることをやめないで。正義を求めて闘うことにはそれだけの価値があるのです --- 惜しむらくは、選挙戦中に、こうした自然体をどれくらいアピールできたのだろうかということ(オバマ夫人の援護射撃などは明らかに逆効果だったようにも思うけれど・・・)。

ディランは受賞拒否

ノーベル賞委員会がボブ・ディランとの連絡を諦めたそうだ。おおかたの予想では、ボブ・ディランはノーベル文学賞の受賞を拒否するだろう。まぁ、そりゃそうだ。ボブ・ディラン=「カネの亡者」にとって、ノーベル賞の1億円などという賞金はハシタガネにすぎないのだろうし、ボブ・ディラン=無思想無節操なポピュリストにとって、今回の受賞拒否こそは、またひとつ、新たな「伝説」を築くためのまたとない機会なのだろうから。

しかし、世界はいいかげんにフザけるのをやめるべきだ。ボブ・ディランごときの落ちこぼれの怠け者が、人類の幸福のために、いったいナニをしたというのか?バカバカしいにもほどがある。

むかしむかし(ディラン来日のおりに)、街頭インタビューに答えて若い日本人女性が語っていたコトバを鮮明に覚えている -- ボブ・ディラン?まったく、興味ナシ。なんでも、また女を捨てたそうだが、一人の女も幸せにできない男が、ナニをえらそうに社会を語っているのでしょうか?

IR, IE など

某社主催のIRに関する講演会を聴講(曖昧な立場なんだけどいちおう職務上の要請から?まぁ近くでの開催だったし、事務所管には連絡したものの返事すらもらえなかったので・・・^^)。

メインの基調講演者が京都大学の「有名人」、天下の京大がIRに懸命に取り組んでいるのかと思いきや、実はこの人自身は神戸大学の出身だったり・・・(京大は昔からそうで、たとえば百万遍の大型計算機センターで働いていた技官さん、というかユーザ対応ヘルプデスクの多くは周辺の大学出身者だったり・・・)。

よく話題になる、東京理科大のGPA分析(こちら※報告書本文は未入手なので、以下の私の推論には誤解があるかもしれないけれど・・・)。(1)入学試験の成績と、入学後の成績には相関がない。(2)一回生時の成績と、それ以後の成績には高い相関がある。以上2つの「事実」から、初年次教育の重要性が示されたと主張しているもの。本日の講演でも、大阪府立大学が同じ分析結果を得たという報告があった。

でも、私は、この主張は的外れではないかとずっと訝っている。上の2つの「事実」はもっと素直に解釈されるべきではないだろうか。すなわち、(1)受験勉強の出来と、大学での成績には相関がない。(2)一回生時の成績もそれ以後の成績もどちらも「結果」なのであって、大学での成績を左右する別の要因がある。
私じしん、数年前に確認したんだけれど(こちらの拙文で)、出身高校偏差値と大学での成績GPAはまったく相関なし。大学での成績評価では、最終試験の成績(受験の結果)より(/だけでなく)、途中の頑張りやまじめな取組の度合いが多分に考慮される。だから、とにかくマジメな努力家(あるいはマジメを演じる要領の良い子)が大学では成績を伸ばす。ただそれだけのことなのでは・・・。

もちろん初年次教育やキャリア教育は重要ではあるけれど、上の「事実」がそれを示しているわけではない(まして「改革」の必要性などを示しているわけではない)。
蛇足ながら、この種の講演会では(他の学会等には無い)ふたつの「推進力」を強く感じてしまう。ひとつは「売らんかな」の商魂、もうひとつは、なんでもかんでも「改革」を提唱せねばならないというプレッシャー。

いろいろ

パソコンが得意という学生は多くいるが、ひとくちに「得意」といってもいろんなタイプがあって面白い。まず、ほんとうにデキる子(技能レベルの高い子)は、性格的にもおしなべて素直で、自分の能力をよくわきまえていて、謙虚な向学心を有している。こういうタイプは言うことなし。しかし他方で、救いがたいと思うのは、技能レベル中くらいのところで、とにかく思い上がり(思い込み)が強い連中。毎年、若干名に遭遇する。で、今年もやっぱりいた。
春学期の「経済学特講(情報処理資格講座)」。成績B評価だった学生から文句がきた(最初はルール通りに教務課を通して、二度目はルール破りの直接メールで)。自信まんまんに「なぜBなのか納得いかない」と言うのだが、2度の大きな自習課題のうちのひとつが未提出(本人も認めている)、さらに学期末試験の答案を見直してみると、人口密度の算数がわかっておらず、「平均」Averageのスペルが間違っている。放っておこうかとも思ったが、淡々と事実を返答しておいた。ただ、ほんとうに諭してあげたいことは、言わずに伏せた(実は、一昨年に「モンスター」の狂気に触れて以来、こういう思い込みの強い連中には、踏み込んで本音のアドバイスをすることをためらっている)。まぁ、ゲームやSNSのおかげでタイピングは早いんだろうけれどね、中学レベルの算数・英語もわからないんじゃ、パソコンは使いこなせないよ。

ケンブリッジ資本論争や一般均衡の一意性と安定性、調べれば調べるほど、深みにハマっていく(当然か)。知らなかったこと(「新古典派に毒されていたこと」)がある。先達の業績をフォローして、キャッチアップしたい。今は新古典派で突っ走っている若手有望株の諸氏にも何がしかを伝えてみたい(もちろん、彼らには今はそのまま新古典派で突っ走ってほしいけれど^^)。

禁煙外来に通いはじめて、薬物療法(チャンピックス)により、ごく自然にタバコをやめることができた(まぁ、以前に一度失敗しているので、まだわからないけれど)。それにしても・・・「このタイプの狭心症は、タバコをやめたらピタっと止まりまっせ」という町医者の言葉を信じて禁煙に踏み切ったんだけど、禁煙しても「ピタっと」は止まらない。

金沢

日曜から水曜まで学会出張で金沢へ。「データサイエンス」と「統計学」、数年前に見られた(一方向的の)強いやりとり^^もかげをひそめ、統合が進んでいるように見えた。たとえば、機械学習手法の統計学による基礎づけといった方向だろうか。相応に勉強になった(はずかしながら、「L2正則化」がボクらも大昔から使ってきた「リッジ回帰」と同じことだとか、「L1正則化」がなぜスパース回帰に適しているのかとか、そんな初歩的なことどもも・・・)。なお(バスのアナウンスから)、地元では、金沢大学は「キンダイ」と呼ばれていることを確認(「超然主義」の旧制四高に向かってそれは失礼では・・・私こそ失礼か^^)。

金沢には二度目、街の変わりようにはちょっと驚いた。新幹線開通の影響だろうか、とにかく人が多い。外人さんも多い。夜のにぎわいも相当なもので、夜食(コンビニの冷えたおにぎり1個のみ、resistant starch ^^)を買いに出たら、麗しい女性に「お兄さんマッサージどう?」と、2度も、声をかけられた(たどたどしい日本語の発音、あきらかに日本人ではない)。いかがわしい「客引き」も(こちらは若い日本人男性・・・他にやることないのか?)。静謐、質実剛健、なおかつ「お洒落」といった金沢ブランド(イメージ)が・・・

ダイエットなど

数ヶ月前に人間ドックで血糖値異常(はずかしながら diabetes 糖尿)を指摘された。軽い狭心症(spasmodic angina pectoris)の症状もなかば習慣化していたし、一昨年昨年とたてつづけに親しい知人がこの系統の病で早世していたこともあって、この際、生活をあらためようと一念発起。糖質制限および塩分制限の食事と、近所のジムでの有酸素運動(時速7kmのジョギングを1時間、週3回)を続けて、3ヶ月で体重を4.6kg落とした。昨日の血液検査で血糖値も境界線下まで激減、という今日このごろ(無理なダイエットはしていないつもりだけれど・・・)。

この雑記帳、ずいぶんと更新の日があいてしまった。今日、あるTwitter有名人の絶筆宣言を見た。

お久しぶりです。情報発信をしばらく中止していましたが、その方が毎日が充実すると感じてしまいました。そのためTwitterをやめることにしました。今までお世話になった皆様、これまでどうもありがとうございました。
しかし、私の場合、なにか些細な事件がある都度に近況を記していくことは、多少なりとも、自分の励み?にもなるように思う(だから、やっぱり、続ける^^)。

一般均衡理論は科学たりうるかという、とても大きな問題意識のもとに、いくつかの文献を読み進めている。もちろん自分ひとりで進められるものではなく、先達(大学院の先輩)の知識(業績)とアドバイスに依拠しながらの作業。ひさしぶりに、難解な論文とにらめっこ。アカデミックはむずかしい(が、「ナントカ情報のカントカ論」とかいった大衆向けのカンタンな啓蒙書/入門書ばかり読んでいるとアタマが腐る、ココロも腐っていく気がする)。集計生産関数に関するレオンチェフ条件(分離性に関する数学定理)等は理解できた(つもり)。しかし、これではまだ「ケンブリッジ資本論争」の入口にすぎない。熱してきたところで学期が再開する、いつものパタン(涙)。

今日から奈良市写真美術館で森山大道展(兵庫県立美術館でも異なる趣旨の森山大道展を開催中)。ナマ森山が関西で見られる最後のチャンスかも?ということで、今日は奈良へ行こう。展覧会場で何人かの知人と遭遇できそうな予感。明日からは金沢で学会、こちらはちょっとしんどくなってきたなぁ。。

アキバ

水曜・木曜と、秋葉原(アキバ^^)で Datapalooza Tokyo を見学。名うての?「データサイエンティスト」たちが、二日にわたって入れ替わり立ち替わりいろんな講演をしていた。けっこう、楽しめた。

しかし、ああいう集まりではかならず気になることが、今回も・・・^^。それは英単語の「読み方」、なのだ(まぁ私も偉そうに言えるものでもないかもしれんけれど、以前に "dove cot" を「どべこっと」と呼び合っている連中を目の当たりにしたのがトラウマになっている^^)。Sparkの紹介で resilient を「レシリエント」と言うあたりは聞き流したが、機械学習 machine learning マシーン に関する講演で(演題も唯一英語になっていて、実はいちばん楽しみにしていた講演だったんだけど)、machine を「マスィーン」と何度も繰り返すのには耳を覆いたくなった。この人、外資系巨大企業勤務とか(某G社東京では英語は不要なのだろうか、それとも私の耳と頭がとうとういかれただけのことか^^)。

なお、今回の旅の行きは最悪。火曜日の講義(補講)を終えて、夕刻に、和泉中央から新大阪へ。おなかペコペコだったので、新大阪駅構内のス○○○で近江牛弁当を購入して、新幹線に乗り込んだ。さて弁当を食べようとすると、店名を記した立派な装丁の箸袋には折れた箸が一本だけしか入っていなかった(二本揃いの一膳ではなく、折れた片割れが一本だけ)。なんという品質管理、怒りを通り越して呆れてしまった。弁当の中身も腐っていないか心配になったので、その近江牛弁当はいっさい口をつけずに捨てて、車内販売の弁当を買い直した(まぁ大阪の庶民は、昔からああいう老舗は信用しません、吉○とかもあったしネ^^)。

いろいろ

ある就職セミナーの効果。一学年数百名のうちセミナー受講者は20%ほど。そして、セミナー受講者の就職決定率は100%、全体数百名の就職決定率は98%。多くの者は効果を実感している(私も効果を疑わない一人ではある)けれど、この数字だけを見せると、「ツッコミ」を入れてくる向きもあろうかと思う(じっさい、交絡要因も考慮すると/するまでもなく、有意差ナシの反論ができそう)。この種のイベントの効果をはっきりと示すためには、相応の工夫が必要なのだろう。

修士院生のT君。一週間で参考文献の半分ほどを読破してきた。90分ゼミ5,6回分を予定していたが、2回で終わってしまう。勉強時間が惜しいからアルバイトはしていない、とのこと。母国のご両親からの仕送りでやりくりしている姿に自分の学生時代が重なり、ちょっとホロりとすることも^^。こういう留学生には奨学金援助が必要だ(ただし、必要以上の給与は若者をダメにする。本学の給与奨学金は妥当な額かな)。。

新生なでしこ

2016年11戦全勝のアメリカ代表と敵地で対戦、3-3 で引き分ける。岩淵・大儀見・横山、エース3人のゴールで!アメリカ代表サポータたちの反応(こちら)に泣けてくる^^。日本の国歌大好き、日本がリオ五輪出場を逃したのは信じがたい、日本は私が本当に尊敬するチーム、日本に称賛を、あなたたちは常に良きライバルです、これだから日本のプレーを見るのが大好きなんだ・・・

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