ESRC Spring School

ESRC Spring School at Oxford が終了。ESRC セミナーだけでこちらに来てからこれで3回目。今回がもっとも充実したセミナーだった。3度目になると、ポツリポツリ顔見知りがいて、サリー大学の中国人院生と再会。彼と「前回はひどかったが、今回はすばらしいねぇ」という話をしていたら、前回のセミナーでひどい講演をした当人(スターリング大の先生)も参加してはった。でもこの方、話してみるととっても良い人で、5月中旬の Stata Forum at London 、6月末の BHPS Conference at Colchester で、また会えるみたい、「有益なセミナーだったねぇ」と同意して別れた(上のふたつ以外の今後の予定は、Dream2005 at MK(3/31)、次の ESRCセミナー at Oxford(5月上旬)、5月末から6月初めにかけてイタリアで開催される これこれ 、8月の Oxmetrics Conference at LondonESWC2005 at London 。4月と7月が空くのでもうすこし入れるつもりです。自分の発表するわけじゃなし、気楽なもんです^^ )。

で、今回のセミナー。どれくらい充実していたかというと、シカゴ大学のドクター院生(政治学)がこれだけのために来たと言ってたほどで(まぁポーランド人でポーランドに帰る途中とのことだけど、年齢は私と同じかちょっと上くらいか^^;)。5日にわたる講演者のうち、最初の3日はオックスフォード人脈であちこちに散らばっている統計の先生がたらしく、後半の2日はアメリカから講師を招聘していた。テーマはパネルデータのGLMやGEE、計量経済学の定番本(Baltagi、Hsio、最近は Wooldridge あたり)とは違う角度からの(というかヨリ一般的な)解説だったので、視野が開けた気がする。ニューヨークから来たオッサンの講演だけはしょうもなくて途中で退席したが(準備不足をその場の思いつきの喋りで補おうとするもんだから脱線しまくりで私などにはちょっとキツいですね、でも他の人も寝てたけど)、他の講演は非常にためになった。以前から興味を持っていた分野だったこともあるが、実に簡潔に要を得たプレゼンで、スライドの一枚一枚に引き込まれる感じ、時間がたつのを忘れて熱中できた。こんなに有意義なセミナー、来年の春にも時間があれば来たいけど、無理だろうなぁ。。。 それにしても、アメリカ人のプレゼンて、なんであんなに力がこもるんでしょうか(芸人のウケねらいに近いものを感じてしまう)。内容が良ければ十分だし、イギリス人のおだやかなプレゼンの方がよっぽど心にしみると思うんだけど。

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このページは、eiichiが2005年3月17日 15:23に書いたブログ記事です。

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