セミナー

先週 5/10.,11 は Non Parametrics at Oxford。でも、本題については面白そうなモノは見つけられなかった。当然ながら、なんでも曲線にすればいいというものではないので、なぜ曲線にすべきかを聞きたかったんだけど・・・。ただし、プレゼンは例によって非常にわかりやすく、とっかかりの30分足らずで、Kernel Smoother の概略まで飲み込めた(なんだ、これは我々が日頃使っている季節変動調整の簡略版じゃないかと気づいた^^;)。新発見をひとつ。なぜこちらの人はこんなに説明がうまいのか -- ここまでは、日本人の説明が下手なんだとばくぜんと思ってたけれど、違うかも。帰りにたまたま本屋にあった経済学のノンパラ(セミパラ)の本(A.Yatchew "Semiparametric Regression for the Applied Econometrician")をパラパラとめくってみて投げ出したくなった。日本人が下手なわけではなくて、経済学者の説明が難解なのです(たぶん、むやみに^^;)。 今週 5/17,18 は、ロンドンで Stata Meeting(こちらの方は、どこかのおじいさんがやっていた Multiple Imputation of missing values という発表を聞けたのが収穫かもしれません)。で、こちらでも、ある司会者が面白いことを言った。「ここからの午後のセッションは、Economist に dominate されています」^^; で、直後に登場した若い男性は、「私は Economist ではありません」と断ってから話をはじめた(自分は潔白だとでも言いたかったのか^^;)。が、コメントにたったイタリア人の経済学者は、イタリアなまりの聞き取りにくい話を延々とはじめて、まわりの沈黙をひたすらうながしていた^^;(変な日本語ですが)。

こうしたセミナーや学会とは別に、ときどき、ロンドンまで LSE の講演 を聴きに行ったりする。来週 5/25 は北朝鮮の話。おもしろそうなので昨日チケットをオンラインで申し込んだら、今朝には郵便で届いた(宛名が Professor ARAKI、最近は、敬称はおろか、ガキにまでファーストネームで呼ばれることが多いので、なかなか良いひびき^^)。

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このページは、eiichiが2005年5月20日 10:57に書いたブログ記事です。

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