ということで、なんのことはない、無事にイギリスに帰りつきました^^。右足の膝下から足の先まで包帯グルグル巻きの異様ないでたちで(記念写真をとっておけばよかったがデジカメは持参せず)、ホテル→アムステルダム空港まではオランダ人のタクシーの運転手が助けてくれて問題なし。空港内ではトローリー(手押し車・台車)が使えるので大丈夫。問題はロンドン地下鉄。レスタースクエア駅での乗り換え(ピカデリー線→ノザーン線)の上り階段は自力で克服(20段ほどを数分かけて^^)、途中で欧州系の女性が助けようかと声をかけてくれたが、すでにコツをつかんで苦にならなくなってきていたので、笑顔で断る^^。さらに感動したのは、最後のユーストン駅の上り階段、ちょっと疲れてきて、自力でモタモタ上ろうとしていたら、突然背後から「大丈夫ですか」と日本語で声がかかった。振り返ると、なんとまぁ美しい日本人女性が立っておられるでないの^^;やはり笑顔で断ったが、あの知性美あふれる顔だちはやはり日本人特有^^; ユーストンからミルトンキーンズまでは深夜バスを覚悟したが、たまたまミルトンキーンズで大イベント(コンサート?)があったようで増発の臨時列車が未だ動いていた。ユーストン駅内の移動がいちばんキツかったが、この移動のあいだ、物乞いの婆さんにつきまとわれ、ウンザリする;;車内でも、ガキどもがうるさくて、ただでさえいい加減な車内アナウンスが聞こえない。左前の4人がけの席で不良が女性をからかいはじめたが、CCTV で監視している車掌(鉄道警察官?)がすぐにかけつけて、不良は連行されていく。ミルトンキーンズに降りると、コンサートが終了したらしく、駅前は帰宅できないガキであふれかえっていた(午前0時)。妻が迎えに来ていて私の身なりを見ておどろく(心配症なので捻挫のことは連絡せず)。車でミルトンキーンズ市内を抜け出すのに1時間ほど、町中に帰宅できないガキがうじゃうじゃ。Police のオートバイが四六時中走り回っていた。オランダの田園風景から一転してこの喧噪^^。そういえば、アムステルダム空港でも、助けてくれたオランダ人運転手に礼を言って別れたとたんに、イギリス的世界が現出。British Midland Airway のチェック・イン。松葉杖をついて30分ほど列に並ぶ。私は最後尾から2人目。で、私のすぐ前の人のチェック・インが終わるやいなや、担当者は席を立ってどこかへ消えてしまった(たぶん勤務時間終了だったのでしょうねぇ・・・^^;)。私ら2人を残して、チェックイン・カウンターには人影がなくなる^^;しかたないから近くのベンチで待つこと10数分。別の担当者があらわれて業務再開^^;このへんのトロさというかセコさというか(気がつく・気を回すということがまったくできないというか、ホントにイヤイヤながら最低限の指示された事だけをしているというか・・・)、やはりイギリス人は超一流と再々認識。とはいえまぁ、ホテルを発つ直前に、オランダで6年間働いているという見知らぬエジプト人と喫煙室で話していて、「オランダ人は親切だ」と私が言うと、「とんでもない・オランダ人ほどひどい連中はいない」と滔々とオランダの悪口を言い始めたので、いずこも同じ(すこし長くいると?)なのかもしれませんけれどね(ちなみに、このエジプト人は、当地の大学で Ph.D をとり、そのまま当地の大学に「管理職員」として就職したらしい。Wageningenn 大学にはやたらに中国人が多かったので聞いてみると、中国からたくさんマネーをもらって、中国の留学生に学位を濫発しているのだという。まぁ話半分くらいが妥当な線でしょうが・・・^^;)。
ところで、帰路のホテルから空港までのタクシー、昨日面倒を見てくれた若い人が「39ユーロで予約できますから」と言ってたので予約をお願いしたんだけど、どうやらこの格安タクシーは満杯で予約できなかったようで、超高級車(日本で走っている普通のタクシーと同等のものですが^^;)がやってきた。運転手は39ユーロでいいというので、残りの支払いは?と問いただしたら、既にもらっていると言う。たぶん、あの若い院生が自分で超過分(80ユーロ)を負担してくれたのね;;。もちろん、あとでお礼しますが、それにしても、今回の一件で、私は完璧にオランダファンになりました^^