郵便 Last One Mile

イギリス人が好む曲、エルガー「希望と栄光の国」。これネ、「怠け者と詐欺師の国」Land of Shirkers and Swindlers なんていうパロディを誰か作ってないのかな(自分のことをタナにあげるなって?そうです、すみません^^;)。というのも、帰国のための後始末。こうなることは十二分にわかってんだけど、イギリス人のトロい・セコい・ズルい仕事ぶりに、あいもかわらず、キレまくり;;怒りをしずめるサンドバックがほしい。日本の業者(日本通運、SwiftCall、AIU傷害保険)がキチンと仕事をしてくれるのが、唯一の救い;;

一昨日、BT(電話)、BG(British Gas、ガス・電気)、Wanadoo(ISP)に電話。電話とブロードバンド接続を帰国ギリギリまで使えるようにしておきたかったんだけど、問題は Final Bill(の精算)をどうするか。各会社の Web サイトにアカウントを作って銀行口座からの自動引落としで支払いをしてきたので、何の問題もないだろうと思っていたのだが・・・そうではないのですネ、これが;;。最終精算の結果、払い戻しの必要があれば小切手を郵送するという(そうなるに決まってるだろ、まともなメータ reading もしないで適当に課金してくるんだから^^;でも不思議なのは、不足分が出たら銀行から引き落とすんだよね^^;引落と払戻では銀行手数料が違うのか?)。でも、まぁ郷に入ればなんとやらで、仕方ない。でも、郵送してもらっても私はもうイギリスにはいないのよ。BG については、不動産屋があと始末をしてくれるそうで、敷金の返却の際に精算してもらえる様子(これもどうせ頼りにならないだろうけど;;)。問題は BT 。 BT のお姉さんは、「郵便局の転送サービスを申し込んでおけば日本まで転送されますよ」。そら来た、アホかいな。Royal Mail 世界最悪の怠け者集団^^;Royal Mail の「転送サービス」とは「廃棄サービス」に他ならないことを私はよ~く知ってるんだよ(マンチェスタでの経験から)。しかし、「この国の郵便など信用できるか」とストレートに言うわけにもいかず、「日本まで直接送ってもらえないか」と頼んで、何とかOK。ただし、BT は、オペレータの返事はいいんだけど、そのあとの実際の仕事は論外にトロい。端金は恵んであげるからさ、せめて回線くらいキッチリ切っておいてよね;; そういえば、一昨日は、日本の傷害保険会社(パリ支局)にも電話。例のオランダでの捻挫治療(まだ治らない;;)の保険金をどうやって受け取るか。相手は、「小切手を郵送する・まだ8月末まで2週間あるので、パリから送れば、いくらなんでも届くだろう」というのだが、そんなものぜっっっったいに届くはずがない。こちらは銀行振り込みにしてもらう。

この一年のあいだに私も、Amazon からの書籍購入や雑誌(Economist)の定期購読などで郵便不達をずいぶん経験したが、郵便のことをヒドく言う人は実に多い。特に、Home Office へのビザ(延長)申請。パスポートを郵送してそれっきり何の返事もなし・パスポート紛失という事例をかなり聞いた(日本人だけでなくイギリス人からも)。要するに、郵便という基本インフラが、ズタズタのボロボロでまともに機能していないということ。したがって、郵便 Royal Mail / Percel Force が絡みそうなことは、一切、避けなければならない。たとえば、インタネット通販などは、この国では一切利用すべきではないのである。インターネットの Last One Mile というのは、幹線からユーザ宅までの回線をどう高速化・低廉化するかというネットワーク物理層の問題。この国では、日本よりはるかに遅れて DSL が普及しはじめているが(下り1MBで18ポンド=3600円が主流、トロいの木馬)、本来の Last One Mile Problem に加えて、まことにアホらしくなるような別個の Last One Mile 問題が存在する。それは、インターネット通販などがいくら便利でも、最終的に品物を配達する郵便がまったく信用できないという、日本では思いもよらないバカげた問題。

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このページは、eiichiが2005年8月19日 02:24に書いたブログ記事です。

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