学会で傘とられ;;

ESWC 2005 at University College London。フランスの若い女性の報告 Vive la revolution ! Long term returns of 1968 to the angry students 。タイトルに魅かれて会場へ(聴衆10名ほど^^;)。世界中で学生運動の嵐が吹き荒れた1968年、フランスでは学生たちが試験を簡単にすることを要求したそうで、その結果、1968年だけ、大学入学者、学位取得者、つまり高学歴者が異常に多くなった。これにより、当時の angry student たちは長期的にすごくトクをしていて(シグナリング理論、ホントの実力は観測不能なので学歴がモノを言う)、その恩恵は彼らの子供にも及んでいるといった分析(高学歴→高収入→子供に多額の教育費→子供も高学歴→)。日本では東大が入試を中止した年。この年だけ東大入学者がいないことの経済効果はどんなものでしょう。美しく^^;単純化すると、自己否定で自滅した自虐的な日本のエリート学生と、社会改革の名分で私利私欲を合理的に計算したフランスの学生? で、このあと、大講堂へ移動して、傘を盗られる。横の席に置いて気が付いたら隣の人が持ち逃げしていた。さすが、欧米の経済学者は、目のつけどころが違いますネ^^。帰りに、傘がわりに買った新聞 The Times に、ナカタの英語インタビューの記事を発見(ごりっぱ)。

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このページは、eiichiが2005年8月20日 03:10に書いたブログ記事です。

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