外国書講読

外国書講読の授業(経済専門書の英文を解釈する業を授ける講義)。最初の時間から、「英語は読まんでええからね・日本語訳だけでええから・英語は読むなよ・英語は読んだらアカンで」と念を押していたのに、今日、ある学生が英文を読み上げてから日本語訳をしはじめた。それにならって、次の学生も同じように。ほかの外国書講読の授業ではそうしてるし・その方がわかりやすいから、だそうです。しかし、学生の読む英文は、昔も今も、オジン演歌そのもの(私も同じようなものですから)。キミら、こんなに難しい英文をちゃんと訳せるのになぜ。。で、しばらく聞いていてなんとも耐え難い寂寥感^^におそわれる。オジン演歌をみんなで合唱するなんて恥ずかしくて(30年前の中・高の英語の授業を思い出してしまって)・・・とはいえ、この講義にはたまに TOEIC900前後の帰国子女が混じることがあるのです(昨年受講してくれた気さくな娘、たしかTOEIC880とか言うので「すごいね」というと、「帰国子女はみんな900超だから私なんかダメな方です」、だそうです)。学生に英語を読ませないのは、この連中に流ちょうな英語で独演会をされても困るもんだという、まぁ教育的配慮^^;もあるわけです。なんたって経済学には、英語より汎用的普遍的な共通言語=数学があるわけですからね、とかなんとか^^;しかし実際、帰国子女と、オジン演歌の一般学生を比べると、数理的な箇所では帰国子女は全滅、普通の英文でも概して一般学生の方が翻訳はうまいように思います(まぁ、日本語能力・数学能力については、そりゃそうですから、かなり不公平な比較ですが)。。

ちなみに、オジン演歌とはこういう感じです。人生劇場(英語バージョン)人生の並木路(英語バージョン)。いずれも、私は最初、何の違和感もなく楽しんでいたのですが、傍で漏れ聞いた妻がケラケラ笑い出して「なによ・そのオジン演歌は」というので、そう言われてみればそうかなと気づいた次第で。。まぁオジン演歌でも、次のようになると、(一瞬は)あぁすてきと思ってしまいますけれど。。 なみだ恋

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このページは、eiichiが2005年11月 5日 02:26に書いたブログ記事です。

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