この秋学期は、月曜日2限から5限まで、木曜日1限から4限まで、いずれも、4コマぶっとおしの連続講義(+金曜日非常勤2コマ、火曜のボランティア・サブゼミもどき2コマはキツいのでもう中止)。この時間割は、無理です;;毎回の講義準備も十分にできず、これまでの蓄積の使い回し。学期途中ですでに息切れ。
ところで、今日の計量経済学のテーマは「比率の推定」。毎年ここで、授業内容にかこつけて、教室内で「標本調査」をやる(「作為」抽出になってしまうけど)。たとえば、桃大生全体の内閣支持率を推定してみようということで、「現内閣を支持する人は手を挙げてください」。小渕内閣の頃からやっていて、適度に手が上がるのでちょうどよい練習問題になっていたはずなんだけど、今年は誰も手を挙げなかった。そこで質問を変えて「憲法改正は必要だと思う人」、これも挙手ゼロ。でも、「それじゃあ、憲法改悪に断固反対の人」というと、即座に、数名が手を挙げた。なんだか不思議なきもち^^。そういえば、11月初旬の推薦入試のときにも、受験生の「自己推薦書」のなかに、「憲法改訂の動きに危惧を感じる」といった文言を何度か見つけた。たまたま私が面接をした人たちのなかに同じ高校からの受験生が3名、いずれも判で押したようにこのパタン。(高校の担任の先生の指導もあるんだろうけれど)とても感心した。どういうことを言えば喜んでもらえるか、どういう風に応対しておけばよいのか、受け狙いのコツをちゃんとわきまえている。計量経済学の受講者数も減少の一途だし、この「調査」は今年かぎりでやめる。
木曜日から土曜日まで、東京へ学会出張(したがって、今週の木・金は休講^^)。統数研での講演会ほか。ちょっとくだけた内容(Interactive Graphics for Data Analysis in R とか)なのでたのしみだな~。