IS-LM モデル

大人数講義で、「ワークシート」をよく使う。たとえば、日本のおカネの流れIS-LMモデルのフローチャートなど。未完成のチャートをプリント配布して、足りないところを、講義中に説明しながら書き込ませていく(「メモをとりながら聞いてくださいネ^^」という感じで。以前にはスライドに凝ったこともあったけれど効果なし。素朴な板書と手書きがいちばん)。今年は、上の資金循環ワークシートの説明が思いの外にうまくいった気がするので、IS-LM モデルのほうは少し細かく(難易度を高めて^^)やってみることにした。原モデルの説明→限定条件(流動性の罠や中立命題など)→特殊日本的な状況(名目ゼロ金利やデフレ期待など)という感じで3,4回(+若年失業の話+貿易黒字の話で、今学期の講義は終了予定^^)。 このモデルの説明に数式は不要、したがって、IS曲線やLM曲線のグラフも不要。ISはなんとかなっても、LM曲線を導出するのは本学では無理だし(中途半端にやるとこちらも後ろめたくなる)、だいいち、数式で表現すると、重要な付加事項(限定条件)の説明がよけいに煩雑になる。変数間の関係を自然言語で説明できればそれでよい。より精緻?な分析に発展させるためには必要?でもそれは実証モデルの領域になるような気もする。だから講義の最後には、経済原論ではなくて、計量経済学の宣伝をさせてもらいます^^。 でも、この科目(経済学)は共通教養科目なので他学部の学生が多い。ということは・・・、計量経済学を共通自由科目に指定してもらえればいいんだ!じっさい、現在の計量経済学の講義内容は、他学部の学生さんにも意味があると思う(そういえば、ほぼ同じ内容で他大学商学部でもやってるのです、しかもあちらの方が受講者数が多い;;)。

このブログ記事について

このページは、eiichiが2006年6月28日 15:02に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「するどい質問2」です。

次のブログ記事は「天下茶屋」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.13-ja