W杯イングランド敗退

ベッカム負傷交代の時点で勝負は決した感もあったけれど、その後にルーニー退場というハプニングがあって、かえって、感動的な試合になった。1トップのルーニーがレッドカード退場、その穴を埋めるために、左ウィングのジョー・コールに替えて、クラウチを投入。ぽっかり空いた左サイドの攻撃を、なんと守備のハーグリーブスが縦横無尽の動きでカバー。クラウチの1トップでの孤軍奮闘もすばらしかった。まったく8年前(フランスW杯)のアルゼンチン戦の再来。老獪なアルゼンチン選手(シメオネ)の誘いに乗って足をだしたベッカムがレッドカード退場、イングランドは10人でなんとか持ちこたえるも、PK戦で敗退。8年前のPK戦で最後のPKをはずした選手、名前は忘れたけれどたしか守備の選手でしたね。今回も延長終了2分前に、あきらかにPK戦要員として交代投入された守備のキャラガーが、最後のPKをはずした。PK戦についてはランパートとジェラードの失敗も痛かったけれど、今大会を通して、やっぱり、いちばん全体の足をひっぱったのはランパートでしょう。レッドカードをもらったルーニーはよく頑張ったと思うけれど、きっと、明日のイギリス各紙の見出しは8年前とおなじ、「10人の英雄と1人のバカ」になるのかな^^。 それにしても、イングランドサッカーは、老獪でズルがしこいイギリスのイメージとまったく正反対だから、好き^^。ファンタジスタ不在、クロスをポンポン上げて、豪快なミドルシュートをポンポン打つスタイルも好きだし、老獪さがまったくないバカ正直のところが好き^^。サッカー史上に残る、かのマラドーナ(アルゼンチン)の5人抜きスーパーゴールは、相手チームがイングランドだったからこそ成し得たというのが、わたしの持論(というか、イギリス人におべっかを使うときの持ちネタ^^)。他の国の選手なら、5人も抜かれる前にファウルで止めていただろう、フェアプレイを重んじるイングランド相手だったからこそ、あの5人抜きはできたのですと、知ったかぶりで言う(実際には、全盛期のマラドーナはファウルでも止められなかったんだろうけど^^)。

このブログ記事について

このページは、eiichiが2006年7月 2日 03:42に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「天下茶屋」です。

次のブログ記事は「エリクソン監督」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.13-ja