上見て暮らすな

上見て暮らすな下見て暮らせ、これを「権力による階級の分断支配」といい、これに抗することが、かつては、社会改革を唱える団体の錦の御旗だった(ように記憶している^^)。でもたとえば、ずいぶん前に西部遭という人が、「\int(インテグラル)戦後学生運動=オウム真理教」という表現で総括したように、ずいぶんと稚拙な理論?だったのではないでしょうか。「大阪 職員厚遇」で検索して、どうにもおかしな主張にいきあたり、そんなことを思った。いわく・・・『市当局は、組合との交渉で「過剰な厚遇」という世論を背景とした待遇の切り下げを狙っているという。公務員に対する「市民」の不公平感を煽ることで、労働者を分断しようとする。これはおかしい。もし「不公平」があるのなら、その不公平や格差を是正するために、「厚遇されている労働者の待遇切り下げ」ではなく、低賃金状態に置かれている労働者の待遇の底上げに努力しなければならないのに、正反対のことをしている。』・・・まったくの欺瞞だと思う。「権力」・「階級」といった概念を曖昧な定義や解釈のままに濫用するのをやめて、真っ白な状態から日本社会の現状に照らして吟味しなおす作業をやれば、いろいろ見えてくるものもあるのではないかと思うんだけどな(こんなことは20年も前に話題になっていたことですね)。

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このページは、eiichiが2006年9月 2日 08:54に書いたブログ記事です。

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