奨学金返還免除

学生時代に日本育英会から給付をうけた奨学金の返還免除の知らせが届いた。かつての大学院奨学金は、大学院修了後に教育研究職に就き15年間勤続すると、返還が免除されるという制度。返還免除をあたりまえのように思う人もいるようだけど、これを返還している人は実はけっこう多い。私の場合は、ギリギリのセーフだった。本来ならば返還猶予がきれるところを、日本学術振興会の特別研究員(ポスドク、PDF)制度に拾われて二年間生き延び、その一年目がおわったところで、桃大に赴任することができた。そして15年、返還免除の知らせが昨日届いた。返還免除じたいが飛び上がるほどうれしいというわけではないけれど、あの頃は、大学院を出て大学教員になれるかなれないかで、その後の生活に天地ほどの開きがあったような気がする。院生時代にちょっとした「アカハラ」被害をうけていたこともあり(もちろん当時はこんな用語はなかったが)、やはり感慨深いものが・・・^^。「アカハラ」のほうはどうやら加害者自身が自滅した様子で、新しい若い同僚たちから「あほりやま」などと罵られバカにされ続けたあげくに、退職年齢を早めて退官・引退してしまったという話を風の便りに聞いた。まぁこんな話は端からどうでもいいんだけど、あぶらノリノリのあの時期に、ほとんど勉強が手につかず、カネもうけの副業に走ってしまったことがちょっと残念。くさらずあせらず、こつこつと勉学に励むべきだった;;奨学金返還免除の知らせと教授昇進の辞令、やっぱり、両親には報告して、仏壇にあげようかな^^。。

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このページは、eiichiが2006年9月28日 15:05に書いたブログ記事です。

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