不安大国ニッポン 格差社会の現場から(朝日新聞経済部) -- 『生活保護の受給世帯は100万を突破、貯蓄ゼロ世帯も急増。貧富の格差が拡大し、将来への不安が広がる日本社会の諸相を描く。多数の資料と専門家へのインタビューを配置し、昨年の本紙連載を大幅加筆した力作』(asahi.comよりそのままを引用)--
「生活保護世帯100万を突破」と報じられたのは昨日(07/Oct)。たった一日で、数字だけがおもしろいように一人歩きをはじめる。こんなに不安ばかりを煽っていったいどうしたいのかなぁ・・・(素朴な感想^^)。とまれ、100万という数字に特別な意味があるとは思えない。たとえば、住民基本台帳に基づく人口・人口動態・・・(総務省) によると、現在の日本の総世帯数は約5000万だから、50世帯に1世帯、約2%の世帯が生活保護を受けていることになる。総世帯数もずっと増加の一途だから、この率の推移が気になるところ。というわけで、データをひろい集めてグラフにしてみた^^(生活保護世帯率の推移(1955-2005))。プラザ合意以前(つまり、バブル・平成不況の異常期をのぞく)の水準(定常状態?)に復帰したという印象。