明年度、中国から研究生がひとりやってくる予定。ひょっとすると中国人院生もひとり来るかも。ということで(シラバス作成の時期でもあり)、明年度の大学院演習向けに使おうと思っているネタは、Foreign Affairs という雑誌(2004年7,8月号)の記事で、The Myth behind China's Miracle"。非常勤先の外国書講読でも読んだんだけど、要するに、中国は恐れるに足りず、米国はあらゆる面での優位性をフルに活用して、中国経済と戦略的に関わっていくべきという内容。その論拠は、結局、中国における企業統治の未成熟ということではないかと思うんだけど、つぎつぎに引用される統計数値をチェックして吟味していくだけで、かなりたいへんな(充実した?)作業になりそうな気がする。とりあえず目標は大きく設定(もちろん、シラバスはつつましやかに^^)。 日本に留学してきて英語の文献を読むのは妙な感じかもしれないけれど、最初だけ。問題意識をたきつけるにはいいかもしれないと思うから(日本人が「中国は恐れるにたりず」と言ったって、あんまり説得力ないし・・・^^)。上の論文は、偶然にまったく異分野の人から教えてもらったんだけど、タイトルで検索してみると、ハーバード大学政治経済情報という(なぜか日本語の)情報誌?などにも引用されている。同時に紹介されている The Economist の記事(The Myth of China Inc.)も刺激的かも --- 日本企業がアメリカ企業を買収した時にはその会社を良くしてくれたが、中国企業がカネにまかせて外国企業を買収しようとするのは実に怖い、という結び。
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