ゲスト講師

秋学期「経済情報処理論」のゲスト講師を依頼していた方から、履歴・業績書が届く。職務上、審査にあげる前にざっと拝見。専門のイメージセンサを中心に技術畑一筋、筋金入りの経歴。プロジェクトX じゃないけれど、CCDイメージセンサは、かつての VHS に匹敵する世界シェア(80%以上)を占有している日本企業の「お家芸」。半導体技術の歴史や現状、最先端の動向、日本の強み・弱みなどなど、おもしろい講義をしてくださるはず。「経済情報処理論」は、経済学部生への情報処理入門講義。前半は、PC のハード、ソフト、ネットワークを広く浅く、後半は経済学への応用を取り上げる予定。とっかかりのハードの部分をどうするかが、いちばんの悩みの種だったんだけれど、彼にゲストで講演してもらう日をハードウェアのパートの最終日(ターゲット)に設定して、組み立ててみよう^^。 なお、私自身もよくわかってなかったんだけれど、(一般論として)既に一線を退いた年配の方ならともかく、企業の最先端でしのぎを削っている人たちには、大学への出張講演などをしても、実利はない。理系なら産学協同という名目もたつのだろうが、文系ではそうしたメリットもないから、会社も彼らを出したがらない(謝礼等も講演者本人には渡らないことが多い)。無理をおして来てくださることに、感謝したい。

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このページは、eiichiが2007年9月12日 13:09に書いたブログ記事です。

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