国民の半分の個人情報流出

ひさしぶりに大笑いしたニュース。なんでも、イングランド北部の役人が、2500万人分(イギリスの人口の約半分)の住所・氏名・銀行口座や収入の個人情報データを CD 2枚に焼いて、ロンドンの査察官のもとに郵送したそうな。たった3ポンド(700円)を払えば registered 書留にできるものを、なんとなんと、普通便で送ったそうな(ちなみに私は、英国滞在中は、すべての郵便を registerd にしてたよ、そんなのジョーシキだと思ってた)。で、大事な大事な封書はロンドンへは届かず、紛失。書留でなかったために、追跡もなんにもできないらしい。引き受けた会社(TNT)は、そんなもん書留にせえへんアホが悪いと逆に役所を非難しているそうな。警察いわく「犯罪者の手に渡ったという確証は未だない」^^。これが実は三週間前の話、どうにも手の打ちようがなかったらしく、一昨日、当該官庁の責任者が、事実を説明して謝罪、同時に辞任した。世間はハチの巣をつついたような大騒ぎ、と思いきや、こんなときにも冷静沈着なのがイギリス人。ロンドン地下鉄爆破テロのときにブレアが言ってた英国精神、なんてったっけ、そうそう、British stoicism ^^。金曜の午前中に英国哲学青年とその話をしたら、そうなのよと大笑いして、人口の半分の年金記録が入力すらされていなかった日本よりマシだろうと言われてしまった^^。

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このページは、eiichiが2007年11月25日 00:00に書いたブログ記事です。

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