年の瀬に思い出す人

2004-2005 の英国滞在中にお世話になった人のこと。Woodstock という美しい街の近くに住んでおられて、ときどき自宅にお邪魔した。エリザベステーラがお忍びで(不倫相手と)長期滞在したという The Bear Hotel と、W.チャーチルの生家 Brenham 宮殿で有名な街。彼女が所有する大きな広い家は Oxford から Woodstock へ向かう道路の脇、英国空軍飛行場の近くの campsfied という所にあって、彼女は娘さんとの二人暮らしだったが、家の中にはよく、空軍の若い訓練生と地元の警察の幹部がいた(空軍や警察と契約して、その広い家を、宿舎兼会合場所として提供しているようだった)。裏庭にはいつもイングランド旗(ユニオンジャックではない)が掲げられていて、2005年7月のロンドン地下鉄爆破テロのときには、ボクが「ハーフマスト(半旗)にしなくちゃ」とアドバイス^^してあげたのを覚えている。帰国時にボクらの車を買ってくれた人でもある(£2700で買ったフォルクスワーゲン、地元のあくどい業者の言い値は£700、ロンドンの日本人業者の言い値は最大で£1000、で彼女は£1000で買ってくれた)。 ところが、一ヶ月ほど前に、何気なく "Campsfield Woodstock" で検索してみると、驚いたことに、あの彼女の家の写真が出てきたのである。この家。なんと、売りに出されている。100万ポンド(=2億3千万円くらい^^)。どうしちゃったんだろう、なにかあったのかなぁ。体調が思わしくないんだろうか、事業が思わしくないんだろうか。あるいは、単に大きすぎる家を引き払うだけのことだろうか。妻とふたりで、いろいろと想像している。彼女にとってぼくらは one of them 、2年も不義理をしておきながらいまさらメールを出すのも気がひけるし。。

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このページは、eiichiが2007年12月30日 01:41に書いたブログ記事です。

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