秋学期終了。って、未だ終わっていないけれど、私にとっては関ヶ原の降雪徐行運転はすでに通過して、あとは終点新大阪までの通常運転。「経済学特講(英語による独善の日本経済分析)」は実質的に今日でおしまい(最終回は試験、その一週間前はまとめの解説)、準備に時間をとられるので、これが終わるとやはりホッとする。「演習II」も残りの時間は課題作文の提出と添削・再提出のみ。「演習IV」は卒論の提出を待つのみ。「演習III」はふるいにかけて残った数名の子たちに春休みの参考文献を示すだけ。 4単位ものの「経済情報処理論」も先が見えた。ハード・ソフト・ネットワーク・経済学への応用という順でやってきて、残る5回はプログラミング演習のみ。実は、Linux とC言語プログラミングのサワリをやろうと思って11月末に情報センタに準備を依頼した。準備万端、さぁスタートという状態だったんだけど、昨晩、講義資料をつくっている途中で思いとどまった。5回ではやはりムリだろう、ついてこれない受講生が続出して混乱が収拾できないかもしれないと考え出すと、もう諦めモードに入ってしまった。昨日の今日では別方向への切り替えも困難。ということで、講義内容をいっきょに最低のレベルまで落とすことにした。最低のレベル、つまり、アホにでも使える R 。これで、プログラミングの基本作法、基本知識を学ぼうということにしてしまった。なお、もちろん、学生がアホだと言っているのではない。アホにも使える(フリができる)のだから、若い学生ならもっと容易に使えるだろうということ。むしろ彼らには少し物足りないだろうし、こちらも内心じくじたるものはあるんだけどね。
そういえば、20年前に京都の短大で、86のアセンブラで、DOS のファンクションコールを使ってフロッピーディスクに簡易プロテクトをかけるというお題をやったことがあった(ちなみに、私の迷著「C言語による統計と数理計画法」には、PC9801 の BIOS サブルーチンをソフトウェア割込で呼び出す関数などを収録しておったはず)。まぁこういう細かいことをフォローしていたころには、ネタも山ほどあったわけだ。