奇蹟のシンフォニー

6/21 封切りの映画。主役は、「チャーリとチョコレート工場」で清貧で健気な少年を演じたフレディ・ハイモア。その実父役が、「ベッカムに恋して」でアイルランド人フットボールコーチを演じたジョナサン・マイヤーズ。マイヤーズの涼しい瞳が懐かしくて、封切りと同時に鑑賞^^。主人公の少年は孤児で、その実母はチェロ奏者、実父はロック歌手。12年間離ればなれだった3人が、ある夏の夜のコンサート会場にて奇蹟の再会を果たすというストーリー。映画の最初と最後に、実母が演奏するチェロ協奏曲と、実父が歌うロック曲の(時空を超えた)巧みなオーバーラップが挿入されるが、これがとても印象的。特に後者、開始から1時間30分ほどの箇所。主人公と実父が、お互いを親子とは知らずに偶然に出会い言葉をかわし、さりげなく別れるというやるせないシーンの後に、実母の弾くチェロが嘆き、やがて大声で泣きはじめる。このチェロの号泣にひかれ突き動かされるように、少年は駆け出して奇蹟の再会の場へ急ぐ。曲はエルガー、慟哭のチェロ協(日本語字幕は曲名をとり違えてる気がしたけど・・・^^)。ボク的には、この部分だけでかなりの満足(欲をいえば、エルガーはもっと激しく、演奏しているフリをしてほしかった)。苦闘の末のハッピーエンド、「奇蹟のシンフォニー」という邦題はそのものずばりだけど、良いと思う。むしろ、原題( August Rush )の含意がよくわからない。

このブログ記事について

このページは、eiichiが2008年6月22日 03:45に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「禁煙、能ある鷹は・・・」です。

次のブログ記事は「精神おろか、必須技能すらない専門人」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.13-ja