消えいく名曲喫茶

公務出張(市ヶ谷の私情協大会)のさなかに、ちょっとだけ抜け出して、街を散策。今日は個人の研究発表ばかりだし、朝から昼過ぎまでいろんなのを聞いたのでもう十分でしょう(ホントに久々の私情協大会だけど、まさに十年一日のよう・・・^^)。

まず、市ヶ谷の私学会館から500mの靖国神社(遊就館)へ。そのあと、高田馬場のムトー(CD屋)で、アイヒホルンのブル9を見つけて購入(未完の第四楽章が補完されている盤、オンラインでは見つからなかった分)。西早稲田→中野と、中古CD屋をはしご(もう病気やね^^)しようと思ったら、早稲田の店は既につぶれていて、中野の店はまったく様変わりしていた(クラシックのコーナーがアニメCDに^^)。おまけに、かの名曲喫茶「クラシック」がなくなっていた。この店にまつわる想い出はふたつ。ひとつは、いつも紅茶を頼むと、きれいなおねえさんが、厨房に向かって「ティー」と声をかけていたこと(独特の声とイントネーションで)。もうひとつは、たまに、場違いな3~4人連れのアホ面(男)たちがいて、ひそひそ声で話をしていたこと。名曲喫茶での雑談は、講義中の私語のようなもので、まわりには迷惑このうえないのだが、アホどもは何を話していたのかというと、要するに、周りにはっきりと聞こえるように、自分たちがT大生であることをアピールしていただけなのだった。 このあと神保町へ。神田や御茶ノ水もずいぶんひさしぶり。今回は、秋葉へは行かない(ときどき寄ってるし^^)。そうそう、秋葉(あきば)といえば、30年前にはたしか「葉原(ばはら)」と呼んでた記憶があるんだけどな。

なお、今年の大会のメイン・テーマ(「学士力」)のほうは、昨日のメインイベントで、文科省の担当者が講演したんだけど、公開済み資料以上の情報は無し。主催者側からの情報で、日本学術会議が、今後一年以内を目処に、「いくつかの学問分野」について、具体的な「到達目標」と「コア・カリキュラム」を提示する予定らしい(まったくの当て推量だけど、OECD の PISA 大学版の当面の対象は経済学と工学だそうで、すでに ERE 経済学検定の実績もあるので、経済学分野が選ばれる可能性は高いように思う)。これと並行して、私情協のほうでも、各学系別に、独自の到達目標とコア・カリキュラムをまとめる予定とのこと。

05/Sep 追記) 明日からまた東京へ行くので、忘れないうちに、覚えていることや、なんとなく気になること等をメモしておこう^^。 1. どこかの先生が、「学士力とやらを実現すればどんなことが期待できるのか、たとえば就職実績があがるという保証はあるのか」と発言(思わず頷く^^)。 2. 経産省の「社会人基礎力」と文科省の「学士力」は、どう違うのか。 3. 「出口管理」をしっかりさせようということならば、たとえば留年率の高さについては、もうそんなにとやかくは言わないということだろうか。留年率以外にも、卒業必要単位数とか、半期にかならず14コマやれとか、こうした縛りはそのままなのだろうか。。

出張の連続につき、いただいたメールにまともに返信できてませんが、ご容赦ください。

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このページは、eiichiが2008年9月 3日 16:02に書いたブログ記事です。

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