無礼な老人

新横浜のホテルも今日が最後。早朝にホテル近辺を散歩していたら、すれちがった年配の人に道をたずねられた。無言でワタシの目をにらみつけながら近づいてきて、いきなり「○○町に行きたいんだけど」ときくので、「あぁわからないです」と答えた。ところが、すれちがった後に、「その対応はなんだ」と大声で呼び止められた。で、ワタシ、その一瞬に、キレてしまった^^。「わからんと言うとるやろがい」と喉もさけんばかりに大声で叫び、その老人に詰め寄った。すると急に小さな声になって「ちゃんとたずねているのに・・・」と言うので、「ワタシ、旅行人なので、この近辺のことはわからんのですよ。それはともかく、あんた、丁寧に対応してほしいのなら、あんたこそ、ちゃんと頭を下げて丁寧な言葉遣いをしなさいよ」と説教してやった^^。 朝っぱらからムカついたので、無意味なこじつけで気晴らしを試みる(というか、ここ数年、毎日ムカついて、こうやって気晴らししてるんだけど^^)。さいきん、良識の無い年寄りが増えた。なぜだろう。ひと昔前の年寄りはみんな苦労してこられた世代だけれど、団塊世代の少し上の世代(団塊世代はまだ老人ではない)のなかには、「右肩上がり」の日本の経済成長の恩恵にあずかって、ヌクヌクとボケーっと人生を過ごしてきた人の比率が増えたからではないか(そんな人に限って、きっと、「いまどきの若者はなっとらん、ちゃんと働け」と言うんだろう^^)。大学人(経済学)の世界でも、この年代には尊敬できる人が少ない。なぜかというに、彼らは、フロンティアを開拓して日本の経済学の礎を築いた著名教授たちの「全盛期」の弟子たちだから。フロンティアを開拓した著名教授はほんとうに偉い先生だけれど、偉い先生といえども、「全盛期」ともなると学問的能力は衰え、そのかわりに行政手腕と人的コネクションが「全盛」となる。というわけで、デキる弟子より「可愛い弟子」が、配下の植民地大学に送り込まれた。私の知る最も滑稽な事例は、世界経済論を専攻していた男が、20代なかばにして、関西の某一流私大に「○○数学」担当の助教授として赴任した一件・・・って、これも気晴らしのこじつけですから(一般化はいけませんね、世代論は無意味、これはいつも私自身が言ってること^^)。

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このページは、eiichiが2008年9月10日 08:51に書いたブログ記事です。

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