火曜日の午後、妻とふたりで、十三の「紅茶庵」というジャズ喫茶へ。客はボクらだけだった。ジャズ喫茶といっても、本格的な紅茶専門店で、オーディオ装置もただものではない。店のまんなかにあったのは、Essence という、高級フルレンジスピーカ。低音を極限まで絞った渋い演出。ジャズはぜんぜん知らんけど、ピアノの澄み切った音色、粒だちというかなんというか、素晴らしい。帰宅してから拙宅の装置で同じような CD を再生してみると、なんなんだ、このブヨブヨは・この濁りは・このドンシャリは・・・^^。次回はひとりでゆっくりと行こう。
ちなみに、紅茶一杯が \800 ^^で、器のメニューまであって、器から選んでいきます(ボクが選んだのは、1997年ウェッジウッドの SAMURAI というカップ、たぶん Stoke on Trent あたりで安売りしてるやつかもしれんけど^^)。アフタヌーンティーとのセット(\1600)で注文。アフタヌーンティーというのは、サンドイッチ+スコーン+ケーキ+etc. の、英国伝統の豪華な「間食」メニューでして、イングランド中部 Woburn Abbey という豪邸に住まわれた公爵夫人が考え出したものだそうで。バッキンガム滞在中に何度か訪れて(近かったから^^)、たまに本場オリジナルを食しましたが、サンドイッチとケーキはさすがに日本のほうが圧倒的に美味いと思う。ただし蛇足ながら、銘水や紅茶の入れ方に細かくこだわるあたりは、いかにも日本の店^^。まぁ、日本のお点前にあたるものなんぞ英国にあるはずないだろうし、高級カフェでもたぶんティーバックでいれとるんとちゃうやろか。水なんか、選ぶもなにも、ロンドンあたりはタップウォータ(水道水)じたいが硬水なので、なんもせんでもおいしい紅茶になるらしいし^^。