Spooks -- 2002年から毎年放映されてきた BBC の人気ドラマシリーズ。英国では昨年放映済みのシリーズ6が、いま日本の BS11 で、「MI5」 というタイトルで放送されている。番組表からたまたま見つけたんだけど、毎回、手に汗にぎる展開で、ハラハラドキドキ。すっかり、虜になってしまっている。同じスパイもので、BBC が2003年に制作した Cambridge Spies では、ひたすら頼りない、童貞の二世小役人を演じていた Rupert Penry-Jones 。彼が、このドラマでは、イラン大使の奥様をたらしこむ、ひたすらかっこいいスパイ役で大活躍している。ちなみに、ストーリーの基調は、アメリカをはじめとする他の大国が狡賢い策略で小国を搾取しようとするのに抗して、英国(の一部の正義漢)だけが、誠実に、弱者の利害を守りぬくというもの。たとえば、イランと戦争をはじめる口実づくりのためにイランの核開発を助けようとする CIA の策略を、MI5 が妨害して、真の平和条約締結のために努力するといった調子。米国=悪の枢軸、英国=正義の味方。そういえば、2005年エジンバラ G8 サミットの直前(つまり、Live8 Concert の直前)に BBC が放映した The Girl in the Cafe では、一介の少女の言葉に突き動かされた英国政府代表が、他国の首脳を説得して、先進国の国内農業保護を撤廃させてしまうのでした^^。
というわけで、とりあえず 2006 年までさかのぼって、Spooks のシリーズ4からシリーズ6まで(全30話)を Amazon.UK に注文。航空送料を含めて、総額 48ポンド(現下の円高にかんがみて^^、日本のクレジットカードで決済、9000円未満)。しかしその後に、Amazon.JP で調べてみて唖然。日本では、25話のみがなんと 28000 円!(ボッタクリ・・・)