『野田+福島 -- 路地裏から「ほたるまち」まで』(都市大阪創生研究会)。生まれも育ちも海老江(野田阪神)の身としては、なんとなく気になるところ^^。2006年7月から2008年3月まで毎月発行されていた『野田+福島』というタウン誌をまとめたものらしい(すべての記事はこの研究会のサイトでも無料で閲覧できる模様)。この研究会は大阪市都市工学情報センターという財団法人に属しているようだが、理事のなかにO先生の名前を見つけて少し驚く(老いてなおご活躍^^)。サイトで閲覧できるフリー版のほうをひととおり追ってみた。建築関係の大企業が関わっているせいか、第一回「ながややがな(長屋やがな)」などはお行儀良い官製広告という趣だが、回を追うにつれて、編集者の個性が少しずつ出てきている感じ。牛丼の「吉野屋」の語源=創業者が野田の吉野町で生まれたから、らしい。
英国の財政破綻が取り沙汰されるようになってきた。大手銀行のひとつ、Barclays の貯蓄口座になけなしのポンド預金を残す身としては、なんとなく気になるところ^^。たとえば、Daily Mail 紙(我々は破産寸前の国民)。もっとも出来の悪い RBS(NatWest Bank を含む Royal Bank of Scotland Group)の債権総額だけで英国 GDP の2倍でそのうちどれくらいが不良かは未知数。他の銀行、たとえば Barclays でも早晩資本注入が必要となるはずだが、英国政府には、RBS 一行を救うことももはや無理だろう。1976年に次いで、英国は二度目の国家破産の危機にある --- この記事をイギリス人に見せたところ、まぁ Mail は超右翼のタブロイド紙だから・・・と苦笑。とはいえ、彼自身は既に、英国政府が救済したアイスランドの銀行預金を、英国の銀行ではなく、Euro 圏の銀行に移したらしい。各紙の情報(数字)は錯綜しているが、クォリティ紙でも、RBS は既に70%を「国有化」・銀行のCDSスプレッドが安定しているのは、倒産リスクが国に移転されたから(Economist)、Lloyds も既に43%を国有化済み、50%を越えると経営陣入替などの政治圧力が強まるので銀行側が躊躇している(FT)等々。Barclays には未だ bailout は無し、先々週末に株価が25%下落したのを受けて市場筋が心配しはじめているという段階らしい。