雨の円山公園、中平卓馬

さきほどテレビに、「ジェフ・ベック来日公演決定」というCMが流れた。2/18 大阪厚生年金会館。で、ある歌を思い出した。

ジェフ・ベックが来なかった雨の円山音楽堂
1975年にジェフ・ベックが京都公演をドタキャンした事件を語る歌である。出だしの歌詞でググって、豊田勇造という人の曲だったと思い出す。そう、高校時代に、友人に連れていってもらったコンサートで聞いた歌だ。たしか豊田はインターナショナルを標榜する生粋のフォーク歌手だったが、この歌には「毛唐め日本をなめるなよ」という国粋の香りを感じる^^。ジェフ・ベックにはまったく興味ないんだけど、豊田勇造のコンサートには30数年ぶりに行ってみたくなってる。6/6 円山公園。

中平卓馬という写真家(詩人?)。『なぜ中平卓馬か』という文章を偶然に見つけた。こんなもんを読んでいてはいけないと思いつつ・・・熟読してしまった^^。

「事物の擬人化、世界への人間の投影を徹底して排除し、事物の思考、事物の視線によって、世界はより深く浸透されつくされねばならぬ」(と中平は語るが、事物が)意味の連関から解き放たれたあるがままな姿を晒すとすれば、(それは)精神の崩壊した病者の視界(である。)
詩と写真の両極のあいだを揺れ動き、両者の止揚をめざすも道半ばで自滅した中平の精神。この文章の筆者は、それを、同時代の「唯物論」運動の破綻にだぶらせる。おもしろそう、あぁいかんと思いつつ・・・Amazon へ行く^^。でも、中平の代表作『来るべき言葉のために』や『プロヴォーク』には超プレミアがついていて、なんと相場価格は10万円前後。あちこちの図書館 OPAC を検索してみたが、蔵書はないみたい。それにしても・・・『来るべき言葉のために』とは魅惑的なフレーズ^^。筆者によると、
人類の歴史は実践の歴史に他ならず、ことばはいまだその付け足しでしかない。
あ~もうここでやめとこ^^。

卒業生がたずねてきてくれた。いろいろ話して、少し作業も手伝ってもらって、晩飯食って・・・。あいかわらず、まじめな勉強家。いちじんの清風。ボクのほうが、元気をもらった感じ^^。

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このページは、eiichiが2009年2月 3日 22:29に書いたブログ記事です。

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