快速電車の赤い色

au携帯のニュースフラッシュに、「中央線快速のオレンジ色が消える」という一行が流れて、なんとなく気になった。asahi.com の3/3発信分が元記事らしい(さよならオレンジ電車・JR中央線の象徴に終止符)。JR中央線快速は、東京駅から高尾に至る「急行」電車。車両は、かつては、大阪環状線と同じ、「赤い色」だった(国鉄201系と呼ばれるものらしい、実際はオレンジ色だが「赤い色」といった)。この「赤い色」は懐かしい。学生時代によく利用したから。中央線にまつわる懐かしい歌、たとえば荻窪二丁目(南こうせつ)や吉祥寺(斎藤哲夫)なども、赤い電車のイメージとダブる。

さだまさしの「檸檬」。聖橋(ひじりばし)から、キミはレモンを放り投げる。「快速電車の赤い色」がそれを噛み砕く。そしてキミはこうつぶやく -- 「この町は青春たちの姥捨山」。愛する人から訣別を告げられたときには、毅然として、それをただ受け入れなければならない。未練がましく相手の翻意を懇願しても無意味だし、そういう自分のみじめな振る舞いの記憶は、トラウマとなってその後の人生を味気ないものにしてしまうかも(深く人を信じることができない、とか^^)。あの頃のさだまさしの歌は、ストレートに心に響いていた。たとえば、案山子。下宿で聞いていると、素朴なフレーズが繰り返し繰り返し胸にせまってきて、耳をふさぎたくなったもんだ^^。

このブログ記事について

このページは、eiichiが2009年3月 4日 05:02に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「東京出張ほか」です。

次のブログ記事は「聖橋」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.13-ja