5月31日は木村伊兵衛の命日で、6月1日は写真の日らしい。 というわけで?昨晩は、録画したまま放ったらかしていた NHK ETV特集『犬の記憶~森山大道・写真の旅~』を見た(3月放映分^^)。森山の盟友、中平卓馬の現在の老いた姿がTVに出てきたのはちょっと驚き。森山も中平も1960年代後半に「アレ・ブレ・ボケ」の作風でデビューした異端の写真家。どちらも昭和13年生まれの現在71歳のはずだが、森山はすこぶる若く見える。ふさふさの髪の毛、ジーパンに革ジャン。いまも路上のスナップ写真を撮り続けている。新宿ゴールデン街の場末の小さな飲み屋でタバコをふかしながら焼酎をあおり、流しのギター伴奏で「小雨の丘」を歌う。「こういうのがボクの原点だから」。あくまで自然体。こういうスタイルに高校時代のボクは憧れたんだな^^。
信州コシナ社のフォクトレンダー・シリーズ。さきの20mmに続き、Nokton 58mm F1.4 を衝動買い。写真は、新今宮での試し撮り。この縮小画像でもキレ味の鋭さは明らか。ピーキー(peaky)なレンズなので、ぼくの老眼+デジイチの小さなファインダーではピント合わせにちょっと時間がかかる;;これまで使ってきたニコン純正(ただし made in China)の Nikkor 50mm F1.4D (2004年購入)を、解像感・質感とも圧倒していると思う。価格差はわずか5000円ほど。
新世界にて (D90+Voigtlaender 58)