日本が変わる

「民主党革命ー日本が変わる」という表紙にひかれて、地下鉄(通い慣れたる営団地下鉄東西線^^)の売店で週刊朝日を買った。「各界気鋭の知識人が直言・民主党への13の注文」という特集記事。たとえば精神科医和田秀樹「格差社会をなくすためには公立高校から東大にうかるようにすることが大事」などなど。で、昼下がりの静かな車内でおもわず声をあげて笑ってしまったのが次の提言。エコノミスト水谷研二「国を滅ぼさないために公約を破棄して頭を下げよ」。 ホテルに帰って、「クローズアップ現代」(NHK)を見た。民主党の経済政策通(日銀出身?)が出演して、いくつかの疑問に答えていた。「最低賃金を1000円にするという民主党案では、中小企業はやっていけなくなるし、大企業は海外移転して、かえって雇用が減るのでは?」という疑問に対して、「人件費の低さで競争するしかない企業は海外に出ていくだろうが・・・医療や介護などの産業の拡大が急務」。最低賃金1000円でやっていけない企業は海外にでも出ていけとはなんと冷徹な・・・。「公共事業凍結により地域経済はさらに疲弊するのでは?」という疑問に対しては、「一部の人だけが儲けるやり方から、生活者が直接に潤う方法への転換だ」、「経済が良くなって生活が良くなるのではない、生活が良くなって経済が良くなるのだ」とも。。番組を見終わったあとに、近未来の日本経済の最悪のシナリオを思ってみた^^。公共部門スリム化による「財源確保」は期待どおりの成果がなかなか見えず、最低賃金引き上げと公共事業の圧縮凍結により倒産と失業はむしろ増加、鳴り物入りで始まった子供手当などは経常赤字の拡大(国債価格の低下)により、やむなく廃止(一時停止)・・・

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このページは、eiichiが2009年9月 3日 01:42に書いたブログ記事です。

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