ふたたび(四たび?)「経済学」。マクロやミクロの正統経済学を解説する意欲がわいてこない(私語の総音量で彼らの興味関心・理解度をある程度測れるような気もする^^)。45度線図の手前で中断(終了?)したまま、あれこれと寄り道?をしている。今週は、統計学初歩(代表値の計算)をやって、貧困率などの説明をした。 人口5人のJ国とC国があるとせよ。国民ひとりひとりの所得は、J国が10,10,30,40,50。C国が1,2,3,4,50。OECDの定義(中央値の半分以下の所得しか得ていない人々は人口の何%か)で貧困率を計算すると、J国は40%、C国は20%。J国の貧困率はC国の2倍だ。でも、さてどっちのほうが豊かで住みよい国か、どちらのほうが「格差社会」か。「日本の貧困率は世界第5位」なんていう言葉は独り歩きしていないだろうか、などなどといった話をしてみた。
それにしても、大教室にあれだけの人数が入ると熱くてたまらない。上半身が汗まみれになった。講義終了後のエレベータのなかで、いかにもオシャレな感じのガイジン非常勤講師(男)が「うわ~すごい汗だね~」と大声で叫んで如実にイヤな顔をした。仕事の汗がなにが悪いか(あなたのコロンのほうがワタシはイヤだけどね^^)。でもまぁ、次回からはシャツの着替えを持っていくことにする。