標準テキスト

来週のRセミナー(↓)は、伝統的な構造方程式モデルの構築手順と限界について説明する予定。どこまで進めるかわからないけれど、OLS→同時方程式バイアスとTSLS→ガウス・ザイデル法→ルーカス批判→VAR(誤差修正)モデルまで、いちおうの心づもりだけはしておくことに^^。ある参加者の関心にターゲットを絞ったものだけれど(先進国ODAが途上国経済の構造に与える影響という研究テーマらしい)、やっぱり、このやり方が経済学を学ぶ者にとっては(特にマクロ分析を志向する人には)最も汎用的な学習の進め方ではないだろうかと思う。復習のための適当なテキストも見繕っておこうと思って数冊パラパラと流し読みしてみたが、最近のものは、OLSの説明の後にそのまま単一方程式のパネル分析に進むパタンが多くて、ちょっと使えない。数冊見たなかでは、「計量経済学」(田中勝人、岩波書店1998年)が良いテキストではないかと思った。

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このページは、eiichiが2010年9月18日 13:36に書いたブログ記事です。

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