本学メールシステムの Gmail への移行をめぐって、一部に「不安」の声があるらしい。以下は、噂のレベルで聞いたいくつかの「不安」について、ボク自身が個人的に思うところ。
(1) 関関同立はなぜ Gmail を導入していないのか? 特定業者との共同開発や共同実験の成果(システム資産)が豊富で、財政的にも余裕がある。必要性に関する認識(危機意識)の違いによるものだろうか。ちなみに、産近甲龍では既に導入に向けて真剣な検討が進められている。
(2) 将来、Gmail が有料化されたらどうするのか? Googleのビジネスモデルに「Gmailの有料化」という発想はそもそもないと思う(もしそのような事態になるならば、それはGoogleが凋落する時?)。でもそのときには、再び自家サーバへ戻すことも含めて、いくつかの選択肢のなかからベストなものへ移行すればよいだけのことではないだろうか。
(3) セキュリティは大丈夫なのか? 「大事な個人情報は平文では流さない」というのは、インターネットメール草創期からの鉄則である。Gmailへの移行により、(これまでの状況に比して)セキュリティが損なわれるということは考えにくい。むしろ、これまでの状況(平文でのWebメール送受信など)に比して、セキュリティが高まるという側面もある。