大声、眼鏡の価格破壊

日帰り手術後からまだ禁酒状態、これだけがつらいのね^^。

喫茶店で外人さんと会った。真向かいに座った若い男のグループが、店中に響き渡る大声で下らない話を続けている。いつもは無視するんだけど、騒々しくて英語が聞きとれないものだから頭に血がのぼり^^、とっさに「おい、もうすこし静かに話してくれ」という言葉が口をついて出てしまった。しかし、間髪入れずに「ゴメンなさい」という言葉が返ってきたのには、注意したこちらも逆にビックリ^^。彼らはコーヒーも飲みかけのまま、そそくさと店を出て行った。「日本の若者はなぜあんなに大きな声で話すのか」と問われたが、「悪意はないようだけど・・・あいつらバカだから」としか答えようがなかった。

6年ぶりに眼鏡を新調。メガネの価格破壊はすさまじいようで、同じ遠近両用タイプのものが、6年前の1/5の価格で買えた。喜んでいたところ、なんと、ボクが購入した店(業界トップの大手チェーン)は、さらに低価格で販売する業者の新規参入により、すでに「青息吐息の状況」だそうだ。この記事(週刊ダイヤモンド)によると、国内大手ブランドのレンズが海外生産により大幅にコストダウン、中国製のフレームも品質の向上がいちじるしく、もはや国産メガネと変わらないらしい。 消費者にはうれしいことだが、旧来の国内生産者にとっては厳しい現実だ。でも、消費者余剰(消費者がトクする分)は増え、新規参入業者の生産者余剰も加えると、旧生産者の余剰損失を差し引いても社会全体の効用(満足)は増えている。たとえ、関税等の政策介入(規制強化)でこの流れを一時的に押し戻せたとしても、それは、消費者と新規生産者の犠牲のうえに、旧生産者の既得権益を守ることにしかならない。これはミクロ経済学の基礎知識で、同様の応用例は多くある。たとえばタクシーの規制緩和。旧生産者の組合は「労働者の暮らしを破壊する」と猛反対したが、消費者の暮らしや新規業者(で働く労働者)の暮らしは、彼らの眼中にはない。

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このページは、eiichiが2011年2月27日 03:22に書いたブログ記事です。

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