父の定期預金口座がひとつ見つかった(銀行から満期の知らせがきて判明)。で、遺産相続の手続き。みようみまねで遺産分割協議書なるものを作成し、やっとこさ必要書類をすべて揃えたつもりで銀行へ乗り込んたが、トーシロの浅はかさ、戸籍謄本が未だぜんぜん足りなかった。とにかく被相続者の出生からすべての戸籍が必要になるそうだ。考えてみればそりゃそうだネ。前妻がいたかもしれないし、その子供がいるかもしれない(父の場合にはありえないけれど)。というわけで、我が家の戸籍をさかのぼる作業をはじめた。
父は大正生まれなので、大正年間の我が家の戸籍までが必要になる。現在の戸籍からさかのぼっていくと、大阪市内で入手できるのは2つ前までとわかった。その前は、神戸だ。神戸の前は、熊本と福岡の文字が判読できる。九州まで行くことはないだろうけれど、とにかく神戸の区役所に行かねばならない。しかし、神戸市のどの区役所に行けばよいのか?そこで、謄本に登場する昔の町名が現在の神戸市のどの区にあたるかを、Google Maps で調べてみた。登場する町名はすべて現在も存在していた。なぜか神戸がすごく身近な街に思えてくる。
我が家の先達は、昭和3年に、神戸から「東洋のマンチェスター」大阪へ移動した。神戸の家は、「省線三ノ宮駅」(野坂昭如「火垂るの墓」)から徒歩20分ほどの公園通り付近だ。祖父の実家と祖母の実家はいずれもこの公園通りに面した町内にあり、200mも離れていない(昔の丁番地がそのままだとしたら)。幼なじみの結婚か^^。ともあれ明後日は神戸まで出かけて、区役所で謄本をもらった帰りに、この公園通りを歩いてみよう^^。