新年度から学部生全員を対象に、アンケートをやったり課題作文を提出してもらったりしながら、彼/彼女らの学修活動を支援していこうといった企画がスタートする予定。とりあえず、Moodle(デファクト標準の学習管理システム)をベースにして、アンケートについてはFeedbackというモジュールを使う予定だったが、ちょっと機能不足ではないかと思い直した。どうせやるなら、こだわった分析もしたい。で、拙宅に大学のMoodleサーバと同じ環境をつくって、あれこれと試行中。 でも、本格的に学部生全員を対象に使い始めると、おそらく、こういう風にできないか・ああもしたいという(予期しない)事柄が次から次に出てくることだろう。そのたびに既存のモジュールを探していたのでは間にあわない気がする。この機会にMoodleプログラミングもマスターしておこうかと思ったり・・・。
ここしばらく、二人の大学院生の作業にコメントをしている。国籍も所属大学も違う、無関係の二人。一方は先端の研究になんとか一矢報いようとあがいている本学卒業生、もう一方はネットで拾ったあやしい文章のコピーに終始する留学生。昨晩、偶然にこの二人から相次いでメールが届いた。コルモゴロフ・スミルノフ検定の話をした後に・・・平均・中央値の話・・・。いや基礎学力の差はともかく、問題意識とやる気、まず誠実さ(学問への畏れ)がないとはじまらないと思う。性善説的に良心的に対応しているつもりだが、こちらの指導?が通じないのはやはり文化の違いなのだろうか。日本の(われわれの)大学がなめられているというようなことではないことを、心から祈るのみ。