授業評価アンケート

共通教養の「経済学」。今年度かぎりで担当をおりるので、まぁ最後に一回だけと思って、授業評価アンケートをとってみた。集計結果が届いたので、完全匿名の自由記述コメントから一部引用(文章はそのまま)。

  • 先生怒りすぎ
  • 私語をしている輩はてっていてきに弾圧し退室命令をくだすべき。
  • プリントを用いながらの授業はとてもわかりやすく、理解しやすかったです。しかし、肝心のプリントの方の内容が見ただけでは個人的に理解しにくい。後、授業中にしゃべっている人の対処については無言で近づき、生徒手帳をださせるなどしていただいた方がありがたいです。
  • 経営学の先生にも見習ってほしい。わかりやすく、良い授業でした。たまに、席によっては見づらいスライドもあったが、私はあまり問題なかった。
  • よく私語を指摘されておりましたが、10分も遅刻なされる先生もどうかと思いますよ。どちらも授業妨害に変わりありません。遅れてゴメンの一言もないし。モニターに映している紙に書いた字も小さかったりして見辛いし。授業内容はわかりやすかったです。

あらためて言うまでもないが、「授業評価アンケート」などは何の意味もないことだ。10年ほど前に「いつも同じ服を着てくるな」というコメントを頂戴したが、記憶する限りでこれが唯一の有益なフィードバックだった。ほんとうに「授業評価」をさせたいのなら、匿名をやめて記名式にせよ。一部の優秀な学生を除いて、多くの者は、匿名だから(つまり、自分が何者かを特定されないから)平気で私語もするし、平気でウソの不平もでっちあげるのだ。ケータイやPCからのWebアンケート方式にすれば、担当教員に対しては匿名のままでシステム管理者には学籍番号が同定できるし、現行システムの数百万円/年に及ぶムダな費用も節約できる。その費用で、大講義教室に座席指定システムを導入すれば(あるいは単に、大教室講義をなくせば)、私語の問題などは消滅する。

なお、5年間にわたって改良を重ねてきた「経済学」の講義内容については、どこの大学の教養経済学にも負けない自信がある。講義資料を全部、学内外に公開してきたのは、もちろん、「落ちこぼれを少なくする」とか「学習意欲のある学生に発展学習の機会を与える」とかいう狙いによるものだが、然るべき人に然るべき評価をしてほしいという意図もあってのことだ。

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このページは、eiichiが2012年8月11日 11:54に書いたブログ記事です。

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