各紙の伝えるところによると、韓国大統領(李明博)の竹島上陸は、政権末期のレームダック状態のなかで、派手な「反日愛国パフォーマンス」により求心力回復を狙ったものらしい。
「愛国心は卑怯者の最後の砦」などと言う。この場合の「愛国心」とはメタファーで、要するに、誰も反論できないような何か、多くの人が同意せざるを得ないような曖昧なスローガン(のようなもの)を指すのだろう。日本では、さしずめ「反原発」といったところか。真摯に反原発を唱える誠実な人はもちろんいるけれど、そんな人たちとは似ても似つかず、単に「反原発」にかこつけて自分の商売をしたいだけの「卑怯者」もいる。
ロンドン五輪の男子サッカー3位決定戦は、兵役免除のために必死の形相でラフプレーを続ける韓国選手の姿が見るに耐えなかった(ボクは前半を見終えたところでテレビを消したのだ)が、兵役免除を必死で求めるあの姿は「愛国」とはちょっと違うように思う。試合後に「かの島は我が領土」などと書かれたプラカードを持って走り回った選手がいたそうだが、翌朝にあの写真を見た時には、金ナントカの葬式で号泣する北朝鮮の人たちの姿がだぶった。
それにしても、此方の無為無策?には疑問が・・・。日韓スワップ(韓国への外貨供与)協定の見直しだとか、韓国国債の売却や対韓輸出制限といった「経済制裁」を主張する人たちもいるけれど、実は、わが国の対韓貿易収支はずっと黒字なのだ。インフラ整備から半導体の作り方まであらゆる面倒をみてきたけれど、いまだに独り立ちできないナントヤラで、助けてやるのをやめたらこちらにも火が飛んでくるかもしれんという危惧も?
関連して、今日、慰安婦問題に関する専門家のわかりやすい解説ビデオを見たのでメモしておこう(従軍慰安婦は存在したのか)。西岡教授の本は何冊か買ってずっと積読状態だったんだけど、ようやく流れがつかめたように思う。なお、この機会に、日本の若者は「ライタイハン」のことも知っておくべきだ(ライタイハン(Wikipedia)、ライタイハンとは何か)。