空回りの善意、赤バス

月曜の担当講義は軒並みお客さん(受講生)が激減のもよう。まぁ、いろいろと要因は考えられましょうが、やっぱり、チョー過密スケジュールの春学期にちょっと手抜きをしてしまったかな〜(と内心では忸怩たるものを感じながらも)・・・いやいや、そもそも内容が難しすぎたのだろう(だから、それが手抜きだろうが^^)などと思い直して、自分を慰めているところ。
まぁ、春学期のコース導入講義(お題目は『データ分析はおもしろい!はず』)はウケたのか、コース演習は第一希望組で満杯になった。演習IIIと演習IVを含めて、秋学期はゼミを中心に力を入れていこう^^。

今週は、火曜・水曜と、コンソーシアムの委員会に出席。衝撃的な報告があった。大きな連携研究事業がいくつか不採択になったという知らせ。文科省だけでなく地元自治体からも不採択となったのは???。(恥ずかしながら具体的な数字を初めて知ったんだけど)実は、科研費や委託研究費の類には、じっさいの研究費にプラスして30%前後の事務経費が担当事務局に落ちてくるらしい。これにより、コンソーシアム事務局の財政は逼迫するもよう。ちょうど(タイミングよく?)自民総裁選が終わった直後で「アベも改選されるし、ホントにおかしな世の中だ」という他大学委員(学長局長クラス)の発言にはちょっと驚いたけれど・・・^^。

大阪市内の赤バスがようやく廃止されるとか?いや未だだろうとは思うが、公共サービスの理念と環境問題への配慮?から赤バス廃止に反対する人もいるようだ。しかし、これはそもそも、市バス運転手の定年退職後の雇用確保のために、市交通労働組合が大阪市にカネを出させたという性格をもつものだ。単に地域を巡回するだけで、多くは市バス路線と重複しており、なにより便が極端に少ないので、利用価値はほとんどない。拙宅は大阪市内有数の巨大集合住宅街のど真ん中にあるが、赤バスを使うという話を聞いたことがない。区内の他の場所へ行くなら、徒歩もしくは自転車を使うほうがはるかに迅速。外出が困難な人には、大阪市はタクシー初乗り無料券を配布しているので、病院通い等には(介護)タクシーを使う。赤バスを廃止すると、自家用車の利用が増え(て、排気ガスが増え)るなどということもありえない。そもそも、大都市のどまんなかで「自家用車」などという贅沢なものを所有している家計がどれくらいあるのか、そういう庶民の生活実態を想像してみてください。

なお、赤バスの効果的な利用法といえば・・・ずっと以前に、大阪市内のすべての区の写真を掲示するという写真展があって、この作者(写真学校の生徒さん)が来る日も来る日も赤バスに乗り続けたという話をしていたが(そんな安直な撮り方でよいのかと疑問を呈した記憶があるが・・・^^)。

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このページは、eiichiが2012年9月28日 13:20に書いたブログ記事です。

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