2012年10月アーカイブ

大学コンソーシアムの委員会に出席するために、大阪芸大をはじめて訪れた。他人の庭は良くみえると言うが、建物のデザインもひと味ちがう感じ、おしゃれな喫煙コーナーがあちこちにある。どこへ行ってもまずやる作業=喫煙コーナーを探し歩くこともなかった。さすがに、個々人の嗜好を最大限に尊重するアーティスト集団^^。会議には有名な映画監督も参加されていて、すっかり芸大ファンになっちゃった、ミーハーな私^^)。

で、会議が終わり、キャンパスをブラブラ。学内に美術館があり、その裏手に巨大なオルガンが置かれた吹抜けのスペース。その隅っこに女学生がポツンとひとり座っている。思わず、カバンにひそませたカメラ(^^)を取り出したんだけど・・・一枚撮ったところでカメラ本体がフリーズ、ウンともスンともいわなくなった。

う〜む、これが、春先あたりから巷で噂の「OM-Dフリーズ、デジカメでは前代未聞」というやつか。発売から半年以上経過しているしファームウェアも更新されているのでもう大丈夫だろうと購入に踏み切ったんだけど、たった二週間でいかれちゃった。検索してみると、同じような体験をした人が出てくるわ出てくるわ。どうやら個体差があるようで、フリーズするのを運悪く買ってしまった場合には、何度修理に出してもダメという体験記も。。初期不良扱いの新品交換で災厄を逃れた人も多いようだが、皆が口を揃えて「オリンパス側も不具合は熟知」と書いている。なんだそりゃ?ニコンは、D5000の些細な不具合が見つかったときに、全ユーザに告知して二度も無償新品交換をした(大多数のユーザは不具合に気づきさえしなかったのに)。そこまでの誠実さをあの会社に求めるのはとうてい無理だろうけれど・・・不具合の原因を特定する力もないのではと勘ぐりたくもなるよね。。

追記11月2日)オリンパスのサービスステーションに持ち込んだところ、(なんの確認もなく)無償で修理引き受け→二日で完了→メイン基盤を交換したとのこと。念のために原因を聞いたが「わからない」との返事。再発しないかと聞いたら「再発はしません・フリーズの問題は既に解決済みです」との返事。でも・・・このあたりの口コミを見るとやっぱり不安だけどネ。。

追記11月3日)金剛山ハイキングの行きの電車のなかで、いきなりフリーズ(修理完了の翌日だぜ^^)。今回は電池の抜き差しで復活できた(まさに、春先から噂のとおりの「フリーズ」現象^^)。スリープ時間やEVF表示レートなど、いろんな人がフリーズの原因を推測しているが、ボクの場合(今日に限っては)MFまわりの設定変更を元に戻したら、その後(今日に限っては)フリーズは再発しなかった。でも、フリーズ後の電池抜き差しに備えて縦位置ホルダー(高額の別売オプション;;)は使えず、スリープ(で永遠に「スリープ」してしまうの)が怖いので、数枚撮ったらこまめに電源を切る。なんちゅうカメラだ^^。

ビール経済学

プロ野球の経済学やフットボール(サッカー)経済学はすでに市民権を得ているが、今日、「ビール経済学会」とやらへの案内が届いた(Welcome to Beeronomics 2013!、英国滞在中に参加してその後は学会費をまったく納めていない王立統計学会なんだけど未だにこういう案内が届く^^)。 2009年に第一回大会がベルギーで、2011年に第二回大会がドイツで開かれたとなると、たしかに次は、リアルエールの故郷イングランドしかありえないよね^^。しかも York だと。「国じゅうでパブが最も集中している所」との解説。ボディー(マンチェスター・クリーム)、ニューキー(ブラウン・エール)、なつかしい。来年の9月、あぁ、こればかりはホントに行きたいなぁ!!

タバコと肺がん

明日(月曜)の講義で相関の説明をするのに適当な教材はないかと探していたら、古典的な?話題が盛り上がっていることを知った。タバコと肺がん。OECDによると、この両者には明らかに正の相関がある。

しかし、JTのグラフでは正の相関がないように(も)見える。

というわけで、いくつかのサイトでJTが強く非難されている(たとえば、「ウソと真っ赤なウソと、そして統計」など、上のふたつの図はこのページからの引用、教材として利用させていただきます感謝します)。非難のポイントは、要するに、ふたつの図の違いは、喫煙をはじめてから肺がんを発症するまでのタイムラグを考慮するかしないか、ということらしい。なるほど、上のOCEDの図では1980年のタバコ消費量(横軸)と2002の肺がん罹患率(縦軸)なのに、下のJTの図では同時点の喫煙者率(横軸)と肺がん死亡率(縦軸)となっている。でも、ホントにそうだろうか?

深く考えているヒマがないので、1限の英語講義ではとりあえず上の OECD の図だけを引用しよう。3限の計量経済学ではJTのグラフも示して疑問を投げかけてみようかな^^。

直感だけど、JTの図でも、日本男性の位置が特異なだけでこの点を除けば正の相関になる。たとえばイギリスなどでは喫煙率は貧困層で高く、国民健康保険(NHS)が日本ほどには良く機能していないのだろうから、ガン検診による早期発見などは日本よりはるかに少ないのではないだろうか。NHSの病院で「あなたはガンで余命半年ですが、保険で手術をするなら一年待ってもらわねばなりません」という宣告を受けた若者の話を思い出した(この話を聞いたときには、日本に生まれてホントによかったと痛感したものだったが、それはそれでまた別の問題があるよね^^)。

Super boring(チョー退屈)!

尖閣危機、「石原都知事が引き金」は思うツボ(中西輝政)、ボクは専門外だけど(だから?)こういう正論はすんなりと理解できるし、とても大事な指摘だと思うんだけどなぁ・・・。たしかこの著者は、かつて、昭和の終わりを英国ヴィクトリア朝末期(19世紀末)になぞらえて、経済の爛熟が社会の衰退をもたらすといった警鐘を鳴らしていた方ではなかったろうか。。

月曜早朝の英語講義、じっさいのデータを使って、じっさいにジニ係数を算出してみようというお題をとりあげたところ、ある白人受講生から super boring(チョー退屈)というご指摘を頂戴した。といっても面と向かって言われたわけではなく、(PC実習室での講義なので)ヤツら講義の合間に Facebook でチャットをしてやがる。教卓からモニターできることを知らないらしく、母国の友人に I got a homework, super boring!! とか書いてやがった(だから、統計と経済に興味がないなら受講登録するなと言っただろうに・・・^^)。
ちなみにまったく同じ内容を、午後の「計量経済学」講義でもやってるんだけど(こちらはもちろん日本語で)、日本人の学生たちはちゃんと反応して最後まで理解していたし、課題も即座に提出されてきた。まぁ、ボクの英語での説明が拙いということもあるのだろうが、講義内容はプリントでも配布しているのだし・・・。super boring!! の一言でこちらもやる気を喪失してしまい、趣向を変えて、昨年までは白人留学生にウケていたビデオを見せてみたが、これもまったく反応なし(ビデオを見もせずに Facebook に没頭していた)。白人留学生のレベル低下もずいぶんなものではないかと・・・。まぁ、来週からは手抜きさせてもらいます^^。

というわけで、気ばらしに、久しぶりにカメラを持ってブラブラ(鶴見緑地の「咲くやこの花館」、三脚持ち込み可に戻ったかわりに、レストランも禁煙になってしまっていた)。学部トップページの紫陽花を、右のと入れ替えた(花の名前は、アカバナ科のカリフォルニア原産ホクシャ Zauschneria californica というそうで)。

帰りに梅田の本屋で「海賊とよばれた男(上・下)」(百田尚樹)を購入(日章丸事件を描いたもので、「日本人の誇りがよみがえる」という書評を見かけたので)。明日は大学院講義が2コマのみだし、今夜はこれで朝までいこう^^と読み始めたんだけど・・・文章が淡泊で深みがない、ダメ、寝る(まぁ素人の素朴な感覚だけど)。

いろいろ

「風の旅人」という写真誌が復刊するそうだ。この編集者(主宰者)はステレオタイプの喫茶店左翼のようだけれど、まぁそれはそれとして、なんとなくこの雑誌の中身にはひかれていて、定期購読を申し込んでしまった。

ひょんなことから、某公立機関がやろうとしている計量分析の話を聞いてしまった。研究員間のメールのやりとりまで見せられてしまったが・・・(阪大院卒と本学院卒、ほぼ同じ知識レベル?)

話題の「血脈主義」文献の全文をネットで拾い読みしてみた。著者は過去に盗作歴があるらしいが、なるほどヒドい文章だ(「すべからく」の誤用などは作家失格では?)。当の大阪市長は軽く去なしたそうだけれど、部落解放同盟はなぜ沈黙を守っているのだろうか。(一緒に暮らしたこともない)父親が被差別部落出身のヤクザだったから、(ヒットラーですら同列に並べられることを拒むような)「汚物」になるのだ、などという表現は「いわれなき差別」ではないのか。市長がやってきた大阪の財政健全化施策(現業職員の高給是正など)は彼らの金銭的利害には反するのかもしれないが、それこそ「カネより大事なもの」があるのでは(人の世に情あれ希望あれ?)。
たまたま昨日あった英国人(八尾市在住^^)もこの記事には驚いたようで、かの国での「平民」騒動や、BBCの記事のことを知らされた(こちら、書いたのは日本人記者で、「ヤクザの息子を自称する新市長が、下品で卑猥な vulgar and obscene 大阪をセックスとギャンブルで盛り上げようとしている」とある)。

三橋貴明という人は(経済学研究者としては)ちょっと大雑把な気もするし、TV番組などでは瞬間芸で相手を威圧するあたりがイヤな感じだったんだけれど、最近の中韓とのいざこざにまつわる彼の発言を洩れ聞いて、意外といいヤツ(売れっ子評論家に対して失礼か^^)かもしれないと思い直している。
というのも、2回生の演習で尖閣問題のことを聞いてみたら「わかりません」という返事ばかりで衝撃を受けたので、サンフランシスコ講和条約や李承晩ラインなどを説明して、「正論」11月号に掲載された三橋氏の短い文章(タイトルは『対日経済制裁だ?笑わせるな』^^)を紹介してみたのだ。三橋氏の試算によると、対中貿易の停止が日本の経済成長に与える影響はマイナス0.33%ポイント、また例えば中国共産党が中国国内の日本人資産を全部凍結したとしてもトータルの損失は8兆円程度とのこと(数字は確認する必要があるけれど、こうした分析はもっとなされてしかるべきでは・・・)。

ちなみに(蛇足ながら)、対韓貿易については夏休みにボクも軽く確認してみたけれど(↓)、日本から韓国への部品や素材の輸出を止めてみる(遅らせてみる)のがいちばん効果的ではないか。

なお(まったく別の話で、蛇足の蛇足ながら)、三橋氏といえば「デフレ脱却論」だが、こちらのほうは、やはりおかしい。そもそも「デフレ脱却論」とは、1990年代の「インフレターゲット論」(「インタゲ」)が名を変えただけのものだろう。バブル崩壊後の90年代前半、多くの人は景気はすぐにまた良くなると期待したものの、待てど暮らせど景気は良くならず、90年代後半から00年代前半にかけて、「構造派」と「インタゲ派」の論争が行われた(「構造派」というグループが存在したわけではなく、「インタゲ派」の人たちが主流派経済学者の多くを「構造派」と呼んで批判しただけのことなんだけど・・・)。インタゲ派は、いまの「デフレ脱却論」と同じように、アクティブな金融政策を主張して日本銀行の無為無策を激しく非難した(当時、「全国の公園を日銀が買い上げろ」とまで言った国会議員もいた)が、この「論争」の本質的な争点は、日本の長い不況を構造的なものと見るか一時的なものと見るか、この一点につきるように思う。長い不況(長期停滞)が日本経済の構造に起因するものならば一時しのぎの景気対策は無意味だ(有害ですらある)が、日本経済の構造に問題が無いのならば一時しのぎの景気対策によって成長軌道に復帰できる。もちろん、後者が「インタゲ派」。ただ、最近の「デフレ脱却論」には、たとえば、日本の技術力は世界一だから日銀が円安誘導するだけで日本経済は復活するのだといった超楽観論や、TPPへの強硬な反対論者もいたりして、整合的に理解するのが難しくなってきたようにも思うけれど・・・。

日本という国が受賞した

なんと素晴らしい人だろう。でも、こんな表現がまっさきに飛び出すくらい、この分野への科研費は不足しているということか。この国では(理系の)研究者や技術者はほんとうに冷遇されていると思う。それにしても・・・出身小中高と神戸大学医学部まではTVでガンガン紹介されているのに、研究者としての出発点となった某公立大学大学院がまったく紹介されないのはなぜだろうか(一時は、東洋のMITをめざした大学なのに・・・^^)。

出身校といえば・・・昨日、他学部の年配の先生が「淡路の焼肉屋へ入ったら隣の客がキミの友達だった」というので、「それ、客でなくて店主でしょ」と答えたが、よくよく想像するに、店主以外にも「友達」がたむろしていたのかも・・・いやはや世間は狭い、悪いことはできないものだ(もうしちゃってるからなぁ・・・冷汗)。

英語講義大入り(涙)

↓月曜の講義はお客さん激減のはずが、昨日1限の英語講義には欧米からの留学生が押し寄せてきた(といっても12名ほどですが^^)。英語講義のコマ数が減ったのですね、きっと。。先週の月曜日(お試し受講期間)に「キミらこの講義は取らんでもええぞ you don't need to take this course 」と念押ししたんだけどな(経済学専攻は一人もおらず Solow の名前を知る学生も一人もいなかったので、ボクの講義内容は的外れだろうということで。昨日は「なんで戻ってきたんだよ I expected nobody would come back,...」とまで言ってしまったが・・・^^)。昨年までは、インド人学生+少数の算数デキル子たちが受講してくれていた。向こうはネイティブだからボクの和製英語も平気で理解してくれるし、ほとんど手間もかからんかったのだけれど・・・今年はちょっとしんどいかも。。

今日(水曜日)は1限2限3限と授業のあと、なぜか会議がまったく無い日だったので、16:00に大学を後にした。帰路にふと思いついて途中下車、南海電車汐見橋線に乗り換えて、西天下茶屋駅にたちよる。ただ、駅の周辺を小一時間ほどブラブラ歩く。魅力的な雰囲気の町なのです。三丁目の夕日(大阪版)とでもいったところ。すれ違う女の人がみんな美人なのはなぜだろう、いつも不思議に思う。キリリとした眉のしっかり者イメージ、いわゆる「大阪美人」というやつ。芦原まで汐見橋線で出て、環状線芦原橋駅前の居酒屋でチビチビと数時間(ひさしぶりのひとり酒、名目は「飲みに誘われて」^^)。

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