いろいろ

今年はじめて一回生の「入門演習」という科目を担当したのだが、先週はチャペル講話ということで、みんなでチャペルへ行って、司祭のお話をうかがった。まぁ率直に言ってあまり興味がわかなかったのだけれど、いくつか疑問に思ったこともある。建学の精神として「自由と愛」や「世界市民」を強調するなら、もうすこしその内容を説明してほしい(「国籍や人種による差別をしないこと」という一言で済まされては、数十年前にタイムスリップしたような・・・)。それから、パイプオルガンはチューニングをちゃんとしたほうがよいと思う。ボクの大好きな歌("I vow to thee, my country" イングランドの愛国歌、平原綾香「ジュピター」ではないよ)がいきなり演奏されてビックリしたんだけれど、ちょっと音程のずれた演奏を聴きながら、この歌は「世界市民」の理念とどう調和するのかと考え込んだり・・・。

各研究室に災害時用のヘルメットが支給された。この「白ヘル」をめぐって、帰路に、同僚とおバカな話。あれをかぶって団交へ行こう、白ヘルには「Z」の文字だな・・・などなど(アホ^^)。

縦割り行政。うちの大学のような小さな組織でも弊害があるのだろうと実感。昼休みに某氏と立ち話をしたが、口角泡を飛ばしてワケのわからんことをふっかけられた。あとで他所から情報を集めてようやく理解できた。要するに仕事を増やして欲しくないねんと言いたいために、あれだけの熱を込めて(オブラートにつつんだワケのわからん言葉を)長々とカタっていたわけか?

追記)災害対策「白ヘル」の支給は、他所でも同じような話題で盛り上がっているようだ(こちらとか)。なお、「Z」は全学連(革マル派)のシンボル(通信添削のZ会ではない^^)。50歳代以上の世代には誰しもなじみ深い光景だが、かつて都心のまんなかで頻繁に行われたデモ行進の参加者はヘルメットをかぶり、タオルで顔を隠していた。大阪では北区の扇町公園あたりがデモ隊の集結場所で、写真少年のボクはときどきデモの写真を撮りに行った。鮮明に記憶しているのは、いちど、参加者の一人に「撮るな」と詰め寄られて「なぜか」と反論したこと。社会の不正に抗議するのなら顔も素性も堂々と明かせばよいのに、などと素朴に思っていた。蛇足ながら当時は、肖像権という用語も知らず、その後もいろんなところで怒られた(いま思い出すだけでも、六地蔵の神主、明石の漁師などなど)。実は最近でも、某駅前マクドナルド付近を通り過ぎる女性の後ろ姿を撮ったときに、店内で食事をしていた外人が写り込んでしまった一件。おまえなんぞを撮りたかったわけではない、偉そうに文句をつけるなと(心中は)逆上したけれど、カメラの液晶画面で写真を見せながら I will erase this one if you want to do so などと・・・^^。

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このページは、eiichiが2013年4月26日 13:54に書いたブログ記事です。

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