カラオケ屋のフリータイムチケットがあったので、家族で、ひさしぶりに道頓堀へ繰り出した。オールナイト飲み放題付きで1人1000円!飲み放題の瓶ビールはアサヒスーパードライ、キリンのアルコールフリー瓶も飲み放題、部屋まで持ってきてわざわざ目の前で栓をあけてくれるので詰め替えではなく本物だ。なんというすさまじいデフレ競争(黒田バズーカのインフレ目標などはやっぱりムリ^^)。
ところで、キタの人間(ボク)には、ミナミというのは未だにおどろおどろしい未開の地。
日本橋からカラオケ屋へ向かう途中で、路上生活者に話しかけられた。どう見てもたかだか60歳前後にしか見えない男が「ワタシ、もう93歳なんです」と言ってきた。よせばいいのに「たいへんですね」などと受け答えして調子に乗せてしまった。いわく、「ハシモトがね、生活保護をくれない、住所不定はダメだというんだが、ワタシはここ(路上)に6年間も住んでいる」「ハシモトがね、ワタシらには救急車を出してくれない、病気になったらここで死ねといってる」。きわめつけは、「ワタシは南方戦線でたたかって胸に銃弾を受けたんだ、お国のためにがんばったんだよ」。最初の93歳という年齢詐称はこのための前振りだったのか、戦争にからめたゆすりたかり物乞いの類は、あちらこちらで未だ未だ健在のようだ。