サルガド Genesis

 
セバンスチャン・サルガドの写真集「Genesis」は6月の発売と同時に購入して積ん読状態だったが、休みに入ってそろそろと、あちらこちらの評判なども参照しながら、読みはじめている。全掲載写真はサルガドがこの8年ほどを費やして撮りためた新作だが、なにせ500ページを超える大判写真集が6500円という廉価。印刷の品質もすごく良いと思う。サルガドの写真は(もちろん)モノクロだが、生き物も人工物も海も空も、画面全域のすべてのもののディテールが克明。サルガドという人は報道写真家からスタートした人で(今も?)、写真家になる前はエコノミスト(経済学博士)だったりするんだけど、(当然ながら)経済学の狭隘なイメージは、微塵も感じられない^^。

ちなみに、こちら(Canon Professional Network)によると、彼はコンピュータを一切使わず、デュポン社の助けを借りてデジタルのRAWファイルからわざわざネガをおこして銀塩プリントしているとか、カメラは645フレームに改造したEOS-1Ds MarkIIIで24mm未満の広角レンズは使わないとか・・・(また蛇足ながら、この Canon Professional Network のサイト、英独仏伊蘭西の表示オプションがあるのにアジア系言語が選択できない、日本語表示すらないのはどういうわけだろう?)

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このページは、eiichiが2013年8月15日 15:34に書いたブログ記事です。

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