東京五輪の経済効果

くどいが、東京五輪開催の経済効果。150兆円というのはさすがにどのメディアも取り上げなくなったようだが、東京都が発表した3兆円という数字が一人歩きしている。でも、これは生産誘発額であって、付加価値の増額ではない。最終需要の増分は1兆2千億円と試算されているようだから、国内企業の付加価値増はたかだかこれと同額ほどにしかならないだろう(最近の内閣府短期計量モデルの推計では乗数は1.07ほど)。こんなことは自明で、ちょっと調べてみると、上げ潮派?のエコノミストですら2007年にすでに指摘していた(こちら)。経済効果だけを考えるなら、五輪開催のメリットはびみょうなところ。もちろん、それを補ってあまりある大きなメリットが、五輪招致にはあるはず。

仕事が早く終わったので、ちょっと遠出して竹田城跡まで(どこでもよかったんだけど、青春18きっぷの期限が迫っていたので^^)。大阪から姫路経由で竹田まで、新快速と播但線の鈍行を乗り継いで3時間弱(往復5000円のところを2300円^^)。竹田駅から城跡までは(迂回路で)片道1時間の適度なハイキングコース。寒くなると名物の雲海が出て、うっとおしい^^写真家諸氏であふれかえるそうだから、寒くならないうちに行くのがよい。

ps. うっとおしい写真家諸氏は「カメ爺」とも呼ばれるようで、その非常識なふるまいは、たとえばこんな感じ(観光客が荒らす美瑛町)。かつて阪神電車を(不可抗力で)止めてしまった身としては(即座に平身低頭に謝って事なきをえたけれど)、没頭する気持ち自体はわからないでもないんだけれど・・・あとの対応はヒドすぎる^^。まぁ、趣味なら光景を自分の目に焼き付ければ十分で、カメラに記録するのはオマケ。カメラを持っていると見方もずいぶん違ってくるし、カメラを持ってブラブラするだけでも楽しいのにね(筋トレにもなるんだから^^)。。

このブログ記事について

このページは、eiichiが2013年9月12日 02:41に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「東京開催への反論?」です。

次のブログ記事は「Apple Store 販売停止措置」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.13-ja