「ポートフォリオが学習支援に活用されるための条件」というセミナーを聞くために、日帰りで名古屋大学まで行ってきた。
北陸方面の工科大学の成功例は以前から聞いていたが、東京六大学あたりでも Mahara 等の導入が進んでいる様子。でも、このテーマの「専門家」を自称する方が大声で何度も強調していたけれど、我が国の大学では「大半が失敗例」という状況らしい。効果への懐疑、担当学生数の多さとフィードバックの煩わしさなどなど、まぁ、事情は実によくわかる(本学の状況をかえりみるまでもなく^^)。ちなみに、成功例の工科大学では、各教員が、毎週、60〜70名程度の学生に対して懇切丁寧なフィードバックを実践しているそうだ(教員採用時の誓約事項としているそうだ^^)。
そもそも、教育観のパラダイムシフトを高邁に語る「専門家」自身が、なぜ「e-」でなければならないのか(なぜ「電子」ポートフォリオでなければならないのか)をうまく説明してくれていないような気がした。東京のH大学海外留学組のコミュニケーション促進の話は面白かったけれど、それ自体ならFacebookあたりでも既に広く実践されていることで・・・(もちろん、成果物を自己PRに使う等の「メリット」は強調されてはいたけれど・・・)。
ところで、名古屋に行くために夕刻からの別の約束をキャンセルしたんだけど、それを知らせるメールが相手方に届かなかったようだ(Gmailからソフトバンク携帯へのメール送信が不調?)。約束の時刻にボクがあらわれないので相手は何度もメールをくれるんだけど、こちらからの返信はまったく届かず、けっきょく、1時間以上もボクを待ち続けてくれた。今度会うときに埋め合わせしなくちゃ。。