たかじんの委員会

やしきたかじん逝去。まぁ、なにわ男の代表選手のような人。豪放磊落にして繊細な気配り、などというと単純すぎるけれど、大阪にはあのタイプの粋な男が確かにいると思う。風体や金回りは関係ナシ(言葉遣いは多少関係アリ^^)、実直が信条、口八丁手八丁で場を盛り上げ、グループの楯になるタイプ。高校の同窓にも何人かいるし、いまの勤務先にもいる。

ということで、ひさしぶりに、読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」を見た。なんと、靖国問題と河野談話がテーマ。某出演者の「靖国はもう一歩も引けませんよ」という一言に驚いてしまった。中韓がつきつける外交カードへの対策として(だけ)靖国を論じるのは、あまりに一面的。「私の意見はここでは異端、でも世界の常識」と、元法政大学教授が正論を述べていた^^。やはり、ネットやテレビや新聞だけではわからないことが多いなぁという印象(大学生は本を読みましょう^^)。

番組を見ていて、ふと、「ネトウヨ」(ネット右翼)という用語を思い出した。彼らは、東京裁判を否定して、サンフランシスコ講和条約までも否定するのだろうか(それでいて、日韓基本条約をたてに戦後賠償は終わったと主張するのだろうか)。彼らのように靖国参拝を正当化するなら、それはまさに、国家神道への復帰だと非難されても仕方がない。ふたたび、三土修平「靖国問題の深層」から孫引きすると、「日本人は、右派や修正主義ナショナリストが掲げる政治路線に汚されない形で、戦没者を追悼する機会を奪われてしまったままである」(ロンドン大学某教授)ということになってしまうよね。。

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このページは、eiichiが2014年1月13日 06:43に書いたブログ記事です。

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